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モラルの悲鳴(おめい)・・・吸殻の主張

作者: じゅラン椿

 オレは吸殻だ。かつて火をともし喫煙者の一服の共友(きょうゆう)をしていた。本来なら、灰皿で静かに消え、やがてゴミ箱へと総監されるはずだった。


 ある日、運転席の窓が開き、オレは投げられ、放り出された。まだ火が残ったままだ。


 ジューゥー、と乾いた草に触れ熱さを感じる。


 通りすがりの人々に、冷めた目で、見て罵る。マナー違反・家事の素・地球汚染・・・・言いたい放題。


声を持たないオレは責められながら、泣き寝入り。本当に悪いのはオレを捨てたアイツだ。雨が降り、火は完全に消えた。


オレはただのよごれた小さな汚染ゴミとして、放置だ。



一時の快楽のために生まれ、罵られ、やがて風化して消えることもある。風に飛ばされ、川に落ちることもあるだろう。



でも、本当に捨てたのは、『あんた自身の行動だよ』



吸殻は自ら動けず、ポイ捨てされた場所現場で、責められます。本当に悪いのは捨てた人間。


 この物語がマナーを考える一つのきっかけになれば、幸です。多くの守って煙草を楽しみの一つとしている方が見えることは十分、心得ている上で、描きました。ご理解いただければ、幸です。


最後まで拝読感謝申し上げます。


じゅラン椿

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