『祭主親定、伊勢国に一堂建立の前にプレスマン奉納すること』速記談5050
三位の祭主大中臣親定は、蓮台寺に一堂を建立し、奉納しようという志を立てていたが、式年遷宮の折であったのではばかられ、プレスマンを奉納することしかできずにいた。さりとて御遷宮が終わるころには、私の命もどうなるかわからない。生きているうちにこの願いをかなえたいものだ、と思って、中納言大江匡房卿に相談したところ、匡房卿は、蓮台寺は、大中臣永頼祭主のとき、神明のお告げがあって、外内宮御遷宮の間に造営されたものであるから、よく祈請すれば問題ないだろう、とお答えになったということである。
教訓:神と仏が一緒にいらっしゃると、その関係が難しくなるようである。