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雪国の昔話

この曲をお聴きください。(7月31日21時ごろ公開されます)

https://youtu.be/Xi7Lrv09mGY

ずっと前の話なんだけどさ、スノウラビットって知ってるかな。ああ、やっぱり知らないか……えっとね、雪国にいたんだけど、走るのがすっごく速くて。誰も姿を見たことがないんだ。


まるで冬にやってくる雪うさぎみたいだから、その名前になったんだ。


僕?僕は見たことあるよ。子供の頃だから記憶は曖昧なんだけどね。


森で迷子になっちゃって、すごく寒い日だった。もう夜になってたと思う。


お腹も空いて、疲れ果てて、寒くて寒くて……死んじゃうんじゃないかと思った時に出会ったんだ。

真っ白な体で赤いお面を被ってて。びっくりして声も出なかったよ。そしたら、こっちに近づいてきて、何も言わずに僕を背中に乗せてくれたんだ。


そして、そのまま走り出して……。


気がついたら家の前にいたんだ!すごいだろ!?


でも、そのあとすぐにいなくなっちゃったんだよねぇ……。みーんな信じてくれないけどぁ……。



……あ、ごめんなさい。つい夢中になっちゃって。


でもね。僕はどこかに、彼に助けられた人がいるって思ってるんだ。


だって、そうじゃなきゃおかしいもん。こんな不思議な出来事なんてないよね。

え?なんでこんな話したのって?

なんでだろうね。急に懐かしくなって。あなたが彼に似てるからとか? ふふっ。冗談だよ。

第一、君は都会出身だったもんね。

雪国には行ったこともないはずだし。

それにしても……君とこうしてると不思議と心が落ち着くよ。

どうしてなのかなぁ……。


初めての試み+これが正しい使い方だとは思っていないので今後どうなることやら。警告喰らわない限り続けようと思います。だって自己満足だもの。

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