うまうま かしゅかしゅ がさがさ がささ!
もふもふ はむすたぁ の おうじさま。
おしろでは ごはんは じかんになったら できあがって いました。
でも いまは もってきた おだんごが なくなれば しぶんで なんとかしなくては いけません。
きらきら まるい あかい くさいちごのみが ぶらぶら。
ふぇ。なまのくさのみ は べちゃべちゃ してて きらい。はっぱも おいしくないでち。たね や おはな のほうが すきでち。
このほしに きているはずの さいじい は そんな おうじさま を いつも しかって いました。
ひまわりんりんの みや あまい おはな ばかり たべていると まんまるに なりますよ。
なまのくさのみや たんぽぽん の はっぱ は えいようが あるのです。
ぐぎゅるるるぅ!ぐぎゅるるるぅ!!
おなかの むしが はやく はやく となきます。
しかたがないので。
あかいみを ぷちん と ちぎって かしゅり。
もふもふはむすたぁ の おうじさま。
はむん。あかい おしるが ぺとと。
おしろでは きらいだった なまのみ。
はむん じぶんの ちからで てにいれた
ぺとと おくちの まわりが よごれる あかいみ。
ごくん おくちの なかに あまいあじ が いっぱい。
おいひい! さいじい おいちい よぉぉぉ!
すずらんらんのもり に でかけたまま かえってこない さいじいたち を おもいだし ちょっぴり なみだが ぽろん。あわてて おそらを みあげました。
はう! いけないでち! ぼくは おうじさまでち!
はぐはぐ かしゅかしゅ
たべる たべる もふもふはむすたぁ。
すこしだけ しょっぱい あじが したのは きのせい。はむはむ していると。
がさがさ!
すぐちかく で おおきな おと。
もふもふはむすたぁ の おうじさまは あわてて にげだしました。
しゅるるるるる! しゅるるるる!
つるを つたって したにおりると
とててててて! とてててて!
はしる はしる はしる はむすたぁ。
かいじゅうが くるかもしれないと
いっしょうけんめい に にげます。
とてててて! とてててて!
こ!ここに ここ!
がしがし がささ がしがし!
はしって はしって とちゅうで きれいな おはなが からまっている き をみつけて
のぼる のぼる はむすたぁ。
がしがし がささ がしがし がささ!
おうじさまは どんどん のぼる のぼる。