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護衛~『ご褒美』

「『ご褒美』? それより重要な話が、あるだろう。デライラ嬢の護衛はどうした。こんな所で遊んでないで、さっさと仕事に戻りなさい。」

「そりゃ、抜かりねぇぜ。新入りのちびっ娘を、向かわせたからな。相棒。」

「で、仲間1人に仕事を押し付けて、遊び惚けている訳か。BJ、ペリー、アム。」

「硬い事、言いっこ無しだぜ。それくらいいいだろ。それに、あたいらだって、それなりに、ちびっ娘を信用してんだぜ。相棒。」

「当然ですわ。わたくしも、あの子の実力は、高いと思ってますわ。ウィル。」

「オレも、オナじだと、オモうぜ。ウィル。」

「まぁ……いい。さっさと済ませよう。が、『ご褒美』と言っても、大したものはないぞ。」

「大した事ねぇさ。あんたの身体を洗わせてくれよ。な、相棒。」

「そうですわぁ……すみずみまで……洗ってさしあげますわ。ウィル。」

「オレも、ヤるぜ。ウィル。」

「つか、お前さんが、言うと『ヤる』の字が違うだろ。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「しょうがないな。さっさと済ませなさい。」

 ここで、浴槽から上がり、仁王立ちした。念の為、タオルで目隠しをする。まさかとは思うが、ここにいる女達が、服を着ているとは限らないからな。

「おひおひ……ここに来て、男の裸かよ……。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「うげ……デカ……。」

「まさか……あんな凶器を、持っていたなんて……。」

「おいおい……相棒。そりゃ、馬並みって言うんだぜ……。」

「おい、文句を垂れる前に、さっさと済ませなさい。」

「ちげぇーよ。ウィル!」

「そうですわ。ウィル。」

「だからよぉ……むしろ……なんつーか、褒めてるんだよぉ。分かってくれよぉ。相棒。」

「そう言われても、そうとは解釈し辛いな。兎に角、さっさと済ませなさい。」

「じゃ、遠慮なく。……おお、すげぇ筋肉だ。」

「わたくしも。本当、足腰の鍛え方が、違うわ。それに、おっきなお尻。」

「オレもヤるぜ。へぇ、カラダは、ホソイのに、ハラと、セナカすごい。」

「……泡まみれにした手で、撫でまわす。あまり趣味のいい話じゃないな。」

 等と言う無駄口を叩かなかった。言っても無駄だと、分かっているからだ。

 結局、すみずみまで、3人がかりで洗われた。否、撫でまわされた。

 だが、今は誰も気付いていなかった。この時迫り来る危機について……


 * * * 



次回予告

第100話 護衛~逆襲!

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