次の街~何をされたのか
「よぉ、嬢ちゃん達。見つかって良かったぜ。ウィルから、呼び出されてるぜ。嬢ちゃん達。」
「あ? 何だよ、オッサン。」
「だからよ、嬢ちゃん達を案内してやるって、言ってんだよ。おれっちがな。」
ここで、BJ、アム、ミンゴの視線が、パリーへと集中する。
「……そう言う事でしたら、場所さえ教えて頂ければ、問題無いでしょう。」
「いやいや、分かり難い場所なんだよ。土地勘のないヤツには、つれぇ場所でな。」
ジェスチャーで、『ついて来い』と言うオッサン。
またも、BJ、アム、ミンゴの視線が、パリーへと集中する。
「では、案内しなさい。ウィルの基へ。」
「任しとけってんだ。嬢ちゃん達。」
* * *
「で、休業中の酒場に連れていかれた挙句、睡眠薬入りの飲み物を飲まされた。だが、持ち前の強靭な肉体が、薬物のくびきに従わなかった。で、油断した連中を叩きのめした。」
やれやれ、どんだけDQNなんだよ。あのオッサン共……
「そうだぜ。流石、話しが早いな。相棒。」
「当然ですしょう。ウィルの頭の回転は、とても速いのですわ。それに、連中の嘘を看破して、『遠隔通話』で報せたのは、わたくしですわ。」
「それくらい、オレも、きづいた。それに、オッサンども、たたきのめした。カツヤクしたぞ。」
「僥倖だな。それは、今後もあり得る事だ。この手の『不心得者』は、何処にでもいる。今回の一件を参考に、きっちりやっていく事だな。」
「おいおい……そりゃねぇだろ。相棒。大体、相棒は態度が曖昧なんだよ。」
「曖昧? 何の事だ、BJ。」
「あらあら、頭の回転は、早い癖に肝心の所では、お鈍い事ですのね。ウィル。」
「オレも、そうおもうゾ。ウィル。」
「そうですね。今回の一件、ウィル様が『私の女に手を出すな』そう申されれば済む話でした。」
4人の女が、頷いていた。何故か、シンクロニシティが、発生している。
「まぁ、待て。私がこの中の誰かと付き合う必要があるのか。……まさか、『4人同時に』とでも言う気か。」
全員、頷く。やれやれ……とんだ、まさかだ。取り敢えず『検討中』と言う事にしておいた。
* * *
次回予告
第96話 護衛~出発編
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