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次の街~報復

「フルザゲルナァッ!」

 むくつけきオッサンの「ふざけるな!」は、「フルザゲルナァッ!」と聞こえた様な気がしたが、きっと気のせいだろう。

 某銀河を疾風の如く駆け抜ける博打打ちとも無関係に相違ない。

「何の事かな。」

「つか、おめぇが、言っただろ! 『女共に手を出してもいい』ってよぉ! 見ろ! こいつなんか、1個蹴られてから、回復しねぇんだよ!」

 オッサンの側に、べそをかいた少年がいる。誰だか知らないが、えげつない。

「私に何か用か。」

「全てお前のせいだ! お前が、『自由』にしていいって言ったからだろ!」

「私は、貴公らの『自由意思』を一切認めていない。彼女達の『自由意思』のみを尊重した。」

「いぃぃやぁっかましぃ! おい! おめぇら、こいつを畳んじまえ!」

 すると、思い思いの武器を抜いたオッサン共だった。

「やれやれ……何とかしたいが、数が多いな。何とか、助けが来ないかな。」

「おっと! お困りの様ですね。お助けしやしょうか。相棒。」

「折角だし、頼もうか、BJ、パリー、アム、ミンゴ。」

「よぉぉっしゃぁぁぁぁっ!」

 両腕を『獣化』させたBJ、アム。

「ほげぇぇぇ~~。」

 パリーの『魔法』で、『気絶』して倒れ伏すオッサン。

「あら、『魔法』の『効き』が、いまいちですわね。もっと、強い『魔法』を使いますか。」

「ゲぴゅぅぅっ!」

 背後から股間を蹴り上げられたオッサン。無論、やったのはミンゴだ。

「おりゃぁっ!」

 巨腕を振り回して、オッサンを殴り飛ばすBJ、アム。

「うげぇっ! ま……まさか! 『獣人』! やってられるか! こんな化け物共!」

 1人だけ、すたこらと逃げ出すオッサン。そこに……

「どうして、『羞恥心』が、どちらの方角を向いているのか、不明な者が多いんだ。」

 兜を身に着けていないオッサンの後頭部を、剣の鞘で、ホームラン打ちしてやった。

「よし、全員片付いたな。引き上げるぞ。」

「エイ! エイ! オー!」


 * * * 



次回予告

第95話 次の街~何をされたのか

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