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次の街~城郭街

 宿に、チェックインし、荷物を置くと、早速自由行動に移る。

「じゃ、あたいらは、『ギルド』に行ってくらぁ。相棒も一緒にどうだ。」

「私は、『ギルド』に登録していない。部外者だろう。それに、街の様子も見ておきたい。別行動にしよう。後で、合流すればいい。問題無いだろう。」

「でもねぇ……。」

「問題ありません。ウィル様が、悪い遊びに手を出す事の無いよう、お守り致します。」

「随分、失礼な物言いだな。『悪い遊び』などに、手を出した事は無いぞ。ミンゴ。」

「それを言うなら、『前科者』かつ『未遂』ですわね。ウィル。」

「イゼン、ウィルが、バイシュンヤドに、いったヤツだな。」

「いやいや、んなこたぁ、どうでもいい。重要なのは、ちびっ娘が、『信用』できるのかって言う事だよな。」

「そうですわね。BJ、アム、『あれ』をおやりなさい。……で、ミンゴ、ウィルと、いちゃつかない、誓いますか。」

 ミンゴをはさむ位置に立つBJとアム。

「勿論、『誓います』。」

「……ウン、ウソのニオイしない。」

「……あたいも、だぜ。」

「おい! そりゃ、急激な発汗量変化や、呼吸の乱れを、嗅覚で分かるって言うのかよ!」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「確かに、脈拍まで加えれば、現存する『嘘発見器ポリグラフ』と、同様の原理だな。」

 などと言う無意味な指摘に事実を被せる者などこの世界に存在しない。

「そうですわね。わたくしも、同じ結果ですわ。なら問題無し。ミンゴに、『監視』して頂きましょう。宜しくって、お二人共。」

「あたいも、いいと思うぜ。」

「オレも、いい。」

「本当に、失礼な奴らだな。別段、私は、何もしていないだろう。」

「違うぜ、相棒。『何もさせない』のが、重要なんだ。」

「やれやれ……。」


 * * * 



次回予告

第92話 次の街~合流と次の仕事

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