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後日談

「昇進ですか。私が『司祭』に。」

「そうだ。ジョン・ディーコン『司祭補佐』……もとい、『司祭』。」

「しかし、私が、『司祭』昇進を取り消され『司祭補佐』なったのは事実。何故今になって。」

「ディーコン『司祭』。君を『司祭補佐』にしたのは、昇進が『時期尚早』だと考えたからだ。」

「『時期尚早』ですか。『枢機卿』猊下。」

「ディーコン『司祭』、君は、まだ若い。それにこれまでの昇進は、順調だった。否、順調すぎた。そこで、今一度時間を置き、『見直す』事としたのだ。理解したまえ。」

「そ……その様な事が……分かりました。昇進の件、しかと拝命致します。」

「それと、今後、君には私の側仕えになって欲しい。」

「しかし、『枢機卿』猊下、猊下の側仕えは、『司教』以上と慣例で決まっております。」

「そうだ。よって、次の『司教』昇進には、君を推挙しようと思う。受け入れてくれたまえ。」


 * * * 


「……と言う様な、事があったのです。」

 『司祭補佐』から『司祭』に昇進したばかりのジョンから、話しを聞かされた。

「それは、良かった。当然、受け入れたのだろう、ジョン。」

「『暫し考えさせてください』そう申し上げた。」

「おや、何故かな。昇進する事が、君が言っていた『不正腐敗浄化』の早道だろうに。」

「その通りです。ウィル。ですが、それは、私の疑問を晴らしてからです。」

「何かな、私に応える事ができるだろうかな、ジョン。」

「君だね、『枢機卿』猊下に『働きかけ』をしたのは。ウィル。」

「1つ目は、『偽造免罪符』の口止め料だが、2つ目の『不正腐敗浄化』と、その証拠として、ジョンを『側仕え』に任命する事は、『情けは人の為ならず』を使ったからな。」

「……何か言いましたか、ウィル。」

「それは、違う。『働きかけ』などしていないぞ。私が、やったのは、『直談判』で『頼んだ』だけだ。分かってくれるな、ジョン。」

「そ……それは……。しかし、ウィル以外に考えられない。きっと、君が……いや、君の言う通りだ。確かに、『枢機卿』猊下は、昇進させて下さった。」

「分かってもらえて何よりだ、ジョン。」

 最後に、乾杯した。私はワイン。ジョンは、牛乳茶だ。


 * * * 



次回予告

第88話 『好天街』

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