表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

85/161

捕り物~本気

 悲鳴をBGMに、全員が驚愕していた。

「なんだ! あの女の上着から、『蜂』が、出やがった。」

 背の高い男は、悲鳴を上げつつ、『隠し扉』を通って、『蜂』から逃亡する。

「何やってんだ! 包囲しろ! 全員で、かかれ!」

 棍棒や砂のつまった革袋などを手に、包囲を狭める男達。それを遠巻きに見つめるスキンヘッド。

「あらあら、血走った目……本気ですねぇ……では、仕方ありません。わたくしも、本気を出すとしましょう。……ぉぉぉぉぉっ!」

 仮面と帽子を脱ぎ捨てた時、『変身』を完了した仮面の女性。

「まさか! 『獣人』。しかも、全種族中、最も『魔法適性』が、高いと言われる『人狐じんこ』かよ! 冗談じゃねぇ! こんな化け物、やってられるか!」

「ではでは、わたくしの『本気』をお見せいたしましょう。……ぉぉぉぉぉっ!」

 直立二足歩行する『白狐』が、咆えると黒いカスミが、掛かって見えた。

「な……なんだとぉっ!……おっ……音ぉぉぉっ! 『蜂』ぃぃぃぃぃぃっ!」

 相手が、か弱い女と見れば、居丈高いたけだかになる男達も、『蜂』に刺されたくはない。我先に、一目散に、来た道を引き返して、逃亡する。

「……報告は、以上ですわ。ウィル。」


 * * * 


「冗談じゃねぇ! こんな化け物、やってられるか! あの野郎、只じゃおかねぇ!」

 スキンヘッドが、取り出したのは、『遠隔通話』が、込められた『魔法装置』だった。

「へっ、これさえ、ありゃあ、『魔法』なんて覚えなくても、済むってもんだ。金さえありゃあ、こんな便利な物だって買えるんだぜ!」

 そして、『魔法装置』に込められた『遠隔通話』を発動させる。

「おれだ! 兎に角、『魔法』がいる! 人を寄こせ! おい! 答えろ!」

 隠し通路を走りながら、まくしたてる。『遠隔通話』を受けている人物が、『遠隔通話』を使えるかどうかは、知っているのだろう。

「ちっ……『遠隔通話』に出やがらねぇ……まぁ、いい。取り敢えず、アジトに行くか。」

 隠し通路の出入口を、開け外へと出るスキンヘッド。

「ひぎゃぁっ!」

 顔面に、馬の後ろ蹴りを喰らい、後方に吹っ飛び、すっ転んだスキンヘッド。

「『黒龍騎士団』だ。神妙にお縄に着け。……って、気絶してやがる。」

 こうして、一網打尽になった悪党共だった。


 * * * 



次回予告

第86話 捕り物~黒幕

ご愛読ありがとうございます。

面白ければ、ブックマークと、星をお願いします。

励みになります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=893380188&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ