『バジリスク戦』~『犬が西向きゃ尾は東』
「ウゲ……そう言うやり方も、できるのかよ……。」
「気にするな。こんなもの只の『演出』だ。」
「んなもん、クってハラのたしに、なるわけねぇ。キにするだけ、バカをみるな。」
尻尾を振るう『バジリスク』。とっさに盾で、受け止める。
「せいっ!」
相手の体格は、成牛くらい。大きい敵と闘う場合、まずは『末端』から。とりあえず、尻尾に切り付ける。が、時計回りに回転する『バジリスク』。
「んっ! そうか! それで、威力を軽減するか!」
私が右手で剣を使う為、逃げるように回る『バジリスク』。
「気を付けろ! 尻尾の力は、強いぞ!」
ひらりと、後方へと、飛び退って尻尾をやり過ごすBJ。
「おっと。」
戦斧で、受け止めるアム。否、叩いた。例えて言うなら、野球のバッティングに該当する。
「ちッ! カテぇぜ!」
だが、そのバッティングが、『バジリスク』の尻尾を先端から約2割、切り飛ばしていた。
その時、アムに尻尾を向けたと言う事は、私に顔を晒している『バジリスク』だった。
『犬が西向きゃ尾は東』とは、よく言ったものだ。が、当たり前でない事も起こっていた。
* * *
次回予告
第70話 『バジリスク戦』~とんだ『まさか』
ご愛読ありがとうございます。
面白ければ、ブックマークと、星をお願いします。
励みになります。




