表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/161

お父さん、助けて!

「よっ、ボウズ。今、そっから出してやるからよ。そこから離れて、もっと奥に行きな。」

 そう言いながら、檻に近づく団長。

 取り敢えず、鉄格子をガチャガチャ言わす。

「おいおい、だからよ~~。」

 『情けは人の為ならず』!

「『お父さん、助けて!』」

 『消費』1回っと。

 急に眼をパチクリする団長。ややあって……

「おまいさん、俺の子供になりたいのかい。」

「お父さん、助けてぇ~~。」

 今度は、『情けは人の為ならず』を使わない。

 しばし、後頭部をかき、何やら言いよどむ仕草の団長だった。が、ややあって……

「分かったよ。本日今から、おまいさんは、俺の子供だ。但し、『父上』と、呼びなさい。」

 こうして、異世界で初めて『父親』……否、『父上』を、手に入れたのだった。


 * * * 



次回予告

第7話 お母さん、助けて!

ご愛読ありがとうございます。

面白ければ、ブックマークと、星をお願いします。

励みになります。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=893380188&s
― 新着の感想 ―
[一言] みじか
2021/04/11 14:01 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ