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事後処理~報酬の分配

 またも、場所は、BJがチェック・インした部屋だ。

「意外と言えば、『リロイ・ブラウン』が、『個人名』ではなく、『チーム名』だった事だな。」

「しかも、捕まえた奴ぁ、『チーム』の『末席』とくりゃ、『トカゲの尻尾切り』だぜ。」

「しかし、こちらが『思考探査』を使った事が、ばれてしまいました。ですから『泳がせて』何らかの『尻尾』を、出す事も期待できませんでした。」

「それは、誰かの『失態』ではない。『成り行き』だ。が、『チーム名』である事、『チーム』の構成員の名前(一部)は、重要な『情報』だ。そこそこの値段で『売れたよ』。で……」

「よ、待ってましたぜ。相棒。」

「分配のお時間ですわね。ウィル。」

 報酬を、袋から出して机の上に並べる。

「ああ、これだけになった。但し、『リロイ・ブラウン』の身柄は、『黒龍騎士団』に預ける事が条件だ。そこで、これをBJに1、私に1、パリーに2、と言う形で分配しようと思う。」

「ちょっとお待ちください。今回の一件、最大功労者は、ウィル。あなたたですわ。もし、仮にわたくし共3名のみで。対処しようとしていたら。人手不足は否めませんでしたわ。ウィル。」

「要は、『黒龍騎士団』の『精兵』を借りる事ができた。その働きに報いるべき。そう言いたいのだろう、パリー。」

「ですから、ウィルが2、わたくしと、BJは1ですわ。」

「いやいや、そもそも最初の情報提供が、無ければ今回の一件、『誕生』できなかった。私は、実家の『コネ』を頼ったに過ぎない。……時に、何か意見は無いのか、BJ。」

「あたいは、どっちでも、文句ないぜ。いいマント貰えたからな。……うーん、いい匂い。」

「マントの匂いを嗅ぐな! おまえは、タオルケットに執着する『子供』か『犬』か!」

 等と言う無駄口を叩かない。

「つか、『人狼』に優れた『嗅覚』があるのは分かった。が、使い方を間違えてるだろ!」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「なら、仕事の成功を祝して、打ち上げをしよう。その残りを、人数割りする。これでどうだ。」

「そりゃ、食い放題、飲み放題なんだろ。なら、文句ねぇぜ。相棒。」

「異議無しですわ。ワイル。」

 ようやく、話しがまとまった。こういう話を事前に出来ない程、忙しかったからなぁ……


 * * * 



次回予告

第51話 ビキニアーマーの彼女

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