事後処理~『最後』の『奉公』
それからが、大変だった。ファンスター村まで、事の成果を知らせ、荷車やロープなど必要な物資を用意してもらい、『廃砦』と往復したのだかから。
「ふう……ようやく回収できたな、村長。」
「家畜。小麦共に、無事でした。それどころか、リリィも助けて頂いて……何とお礼を申し上げて良いか……。」
「村長、私は『廃嫡』の身だ。これは、『最後』の『奉公』になるだろう。今後も、『黒龍騎士団』並びに、弟への忠誠心を忘れないで欲しい。」
「はい! 若君。……もう、若君とお呼びできないのが、寂しい限りです。」
「おいおい……話し終わったんなら、肝心の事決めなきゃ。」
「ああ、『ファンスター村から略奪した品物以外の品物』……『閃光兵団』の『所持品』。あれは、まとまった金額になるな。」
「そんなもん、捕まえた奴のモンだろ。つまり、あたいらだ。相棒。」
「それとて、そもそも連中が、何処かの誰かから奪った『略奪品』だ。無条件に懐に入れる際、『貴公の羞恥心はどちらの方角を向いていた。』そう聞かれるだろうな。」
「おひおひ……また、『なんとか伝説』のパクリかよ。」
などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
「『羞恥心』んん~~? ンなもん、馬にでも喰わしときゃいいだろ。相棒。」
* * *
次回予告
第35話 事後処理~いい所に気付いた
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