ようやく片付いた
「よぉ、お坊ちゃん……じゃなくて、ウィル、こっちは片付いたぜ。」
何時の間にやら、元通り服を着なおしたBJが、扉を開けて廊下に出てきた。
「若君……丁度良かったです。1つお伺いしたい事が、ございます。……あの『獣耳女』は、一体何者です。」
「『獣耳』……おい! BJ! 『獣化』するのは構わないが、気を付けろと言っただろう。」
「おっと、いけねぇ。」
頭頂部から伸びた『獣耳』をポンポンと叩いて、引っ込めるBJ。
「彼女は、『獣人』……『人狼』だ。流れ者な上に、迷子になっていたので、道案内をする代わりに、今回の救出劇を手伝って貰った。後で、お礼を言いなさい。」
「……はぁ……。」
超展開に、目が点になるリリィ。これなら、しばらく放置してもよさそうだ。が……
「待って下さい。若君、『獣人』……『人狼』って、一体なんなんです。」
「なら、説明しておこう。この世界は、『造物主』が、お創りになった。そして、『造物主』は、『従属神』を、従えている。そこまではいいな、リリィ。」
「はい、常識ですね。若君。」
「その内、『生命の神』から『獣身』を授かった者達を『獣人』と呼ぶ。いいな、リリィ。」
「分かりました……若君。」
* * *
次回予告
第33話 最初の『仲間』
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