頭目~戦闘
「な……何故だ……。これは、『秘中の秘』だぞ……どうして『対策』できた。」
結果として、のけ反り、突進力を失い、華を押さえて、うめく羽目に陥った『頭目』。
「私には、心強い仲間がいるんだ。『彼女』のもたらした『情報』によれば、『ススを塗ったガラス片』は、『気休め』だが、効果的だとな。」
左手で『ススを塗ったガラス片』を、右手で鞘に収まった剣を持って説明してやった。
とは言え、これは『ススを塗ったガラス片』で『魔法』を、防いだ訳ではない。
ゲームに例えるなら、『魔法抵抗』に『ボーナス』を加えたに過ぎない。
「所詮、『不意討ち』に頼った『素人』の『魔法』相手なら、この程度で十分。そう言う事だ。では、そろそろこちらの『番』だな!」
鞘に収まった剣を手に、『頭目』を打ち据える。まずは、短剣を手にした右手首からだ。
咄嗟に、短剣で受ける『頭目』だった。
「しっ……しまった!」
が、『そうは問屋が卸さない』受けた『頭目』の短剣を、弾き飛ばす事に成功した。
「よし! これで武器は無いな! 取ったぁっ!」
『頭目』の頭部を打ち据えんと、大きく『剣』を振りかぶる。が、笑みを浮かべる『頭目』だった。
「何だ! そのフラグ臭満々な表現は!」
などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
* * *
次回予告
第31話 頭目~自己責任
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