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BJ

「いいだろう、私は、ウィリアム・ユーロック。自由騎士だ。」

「あたいは、ビジュウ。賞金稼ぎだ。」

 二人の声が、唱和した。

「では、話の続きと行こうか、構わないな、ビジュウ。」

「おいおい。今の聞こえたのかよ。自由騎士の旦那。」

「何か、不満か。ビジュウ。」

「長すぎるぜ。ウィリアム・ユーロックじゃ、長すぎる。ウィルでいいか。」

 従者が、眉をひそめるのを、見逃さなかった。

「構わない。ならば、私は、BJと呼ぼう。構わないな。」

 何故か、一瞬目をパチクリさせてから、含み笑いを漏らすビジュウ。

「いいぜ、それで手打ちだ。ウィル。」

「では、話の続きと行こうか、構わないな、BJ。」

 この世界の一般的挨拶、シェイク・ハンドを交わした。

「ああ、宜しくな。ウィル。」

「今、この村は、立て込んでいる。手助けは、できない。但し、私は王都へ行った事がある。この後、王都へ向かう用事もある。同行者が、1人くらい増えても問題ない。が……。」

「が?」

「私が、抱えている野暮用を、『一緒に片付けて欲しい』。これは、『交換条件』だ。BJ。」


 * * * 


次回予告

第20話 契約

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