援軍!
「若君! よくご無事で……。」
「村長、それは、こっちの台詞だよ。だが、良かった。穀物蔵に設営した『隠し地下室』を、発見されなくて。」
「確かに、被害は家畜と、収穫したばかりの小麦です。が、娘の姿が、見えないのです。まさかとは、思いますが、かどわかされたのでは……」
「村長、幸運はここにいる。私が来た以上、『賊共』に好き勝手など許さぬ。」
「流石、若君!」
「私は、これから『賊共』を『討伐』しに行く。村長は、村人と協力して、被害量を調査して欲しい。安心しろ。連中は、既に引き上げた。」
「おひおひ……お前1人で、10人以上の『賊』を、何とかできんのかよ。」
などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。
「相手次第だな。だが、問題ない。切り札がある。そして、既に、『発動済み』だ。」
などと言う無意味な指摘に事実を被せる者などこの世界に存在しない。
「おや、『カラス』の泣き声……でしょうか。」
無言で、穀物蔵の扉を開いて、訪問者を出迎えた。
「よっ、言われた通り、連れてきたぜ。それと、この人もだよ。」
そこには、やんちゃ坊主と、従者、それに見知らぬ美女がいた。
* * *
次回予告
第18話 貴女の名は……
ご愛読ありがとうございます。
面白ければ、ブックマークと、星をお願いします。
励みになります。




