聖都『ラーボリア』~『カショーギ号』の仕様
ここで、『カショーギ号』について、聞かされた話を基に、自分なりにまとめておこう。
どうも、聖騎士の説明は専門的過ぎて、分かりづらいからな。
全長約150メートル、全幅約20メートル、高さは海上約6メートル。
『魔法動力』で推進し、自動車並みの速度を可能だ。
ここで、『魔法動力』について軽く触れおこう。
カショーギ号で、採用しているのは、『水流式』と言う方式の『魔法動力』だ。
要するに、船体下部に設けられた『筒』が、前から水を吸い込み、後方へ噴出させる事で、推進する訳だ。この『筒』に、『魔法』が、込められている。そう言う事だ。
ちなみに、どんな『魔法』なのか、専門用語が、多過ぎてさっぱり分からん。唯一言える事は、『筒』が前から水を吸い込んでいる。それを、『魔法』で再現しているそうだ。
で、次に船体の仕様だ。総鉄製の船体は、弓矢や『攻撃魔法』(『下級』まで)さえも、無効化可能な仕様になっている。
ちなみに、前方3機、後方1機の、バリスタを装備している。これで、鎖付きの鉄製銛を打ち込み、海賊船を拿捕するそうだ。こんなものだな。
* * *
「やはり、念の為、水着を買っておいて正解だったな。ボヘミア王国では、川遊びで水泳する習慣が、定着してないから、売っているとは、思わなかったよ。よく気付いたな、BJ。」
「だろぉ、それに、似合うだろ。ほら、ほら、ほらぁ。相棒。」
「勿論だ。よく似合うぞ、BJ、パリー、アム、ミンゴ。」
そう、既にビキニアーマーを着用しているのに、わざわざビキニの水着を、購入着用している人物がいるのだ。この位の『突っ込み所』には、肝要にすべしだと思う。
「おいおい……そりゃ、クセぇだろ。本当にそう思うんだったら、ご褒美はねぇのかよ。相棒。」
「それは、筋が通らないな。そんなに、『ご褒美』が、欲しいなら、『功績』が必要だ。」
「ちえーっ! ケチケチすんなよぉ~~。相棒。」
「そうですわね。わたくしも、欲しい所ですわね。ウィル。」
「ひでぇなぁ~~オレには、ゴホービ、ねぇのかよぉー。ウィル。」
「ウィル様……」
「分かった、分かった。君達の言い分は、分かった。……だが、断る。」
「今回の『ご褒美』は、航海中の『功績』を全て考慮する。よって、船上では駄目だ。下船後に与える。いいな。」は、「分かった、分かった。君達の言い分は、分かった。……だが、断る。」と聞こえた様な気がしたが、きっと気のせいだろう。
某狂漫画家とも無関係に相違ない。
* * *
次回予告
第148話 聖都『ラーボリア』~水着の話
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