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次の国:予習~教皇領

「ようやく、船に乗る事ができた。中々、言い眺めだな。これが、大海原なんだな。」

「そうだぜぇ。でも、船(直通便)に間に合ったのは、誰のお陰かなぁ。相棒。」

「あら、わたくしだって、貢献度は高いですわ。ウィル。」

「当然、最初に『盗難事件』を、発見した上、聞き込みにも協力しました。ウィル様。」

「オレだって、ニワにうめられてたチのニオイに、きづいたぜ。ウィル。」

「分かっている。今回は……今回も、全員良く働いてくれた。お陰で、乗りたかった船(直通便)に間に合った。感謝する。」

「きしし……分かってるんだぜ。相棒が、行く先々で、事件に首を突っ込む訳がな。」

「そうですわね。その意味からいえば、この面子は、実に優れていますわね。ウィル。」

「ん? なんだ、ソレ。オレは、きいてねぇな。ナンだよ。」

「簡単な事です。ウィル様は、敢えて口にしませんが、『人脈作り』をしています。」

「ジンミャク……ああ、オンをうっておけば、アトでかえしてモラえるってことか。」

「そうだ。ピラト卿に話しを聞いたが、テイル王国の騎士は、お金で禄を貰っている。これは、私の目的理念との相性がよい。だから、これからも頼むぞ。」

 同意してくれた仲間達を連れ、船室に入る。この後は、次の予習時間だ。

「さて、次は『予習』だ。この船の終着先……『教皇領』と、聖都『ラーボリア』について。」

「皆まで言うなよ。あたいが、説明してやっからよ。相棒。」

「おひおひ……『教皇領』って、宗教団体が、国や貴族みたいに、領地持ってんのかよ。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「但し、地図で確認できる情報は、不要だ。北はボヘミア王国と、南はウィング王国と、他にもテイル王国や、ロングヘッド王国とも国境を接しているくらいの事は、知っているからな。」

「『教皇領』ってなぁ……元々は、貴族領だったんだが、『聖教会』に領地を寄進したからできたんだぜ。ちなみに、ボヘミア王国より歴史は旧いぜ。相棒。」

「で、領地を減らしたり、喪失した貴族達は、『聖騎士』として『聖教会』に召し抱えられた。そう言う事で、いいのかな、BJ。」

「そうだぜ。むしろ、聖教会の権威を利用する為だったんだろうな。ほら、政略結婚だって、『権威』とか『箔』とかが、重要だろ。相棒。」

「その通り。だからこそ、『フェニックス大陸』の国々は、全て聖教会に布教の自由を許可し、『聖教会』と仲良くし、『聖教会』の権威を利用している訳だ、BJ。」

「結局、この世は、何処まで行っても、聖教会を中心に回ってるよな。相棒。」

「そうだな。そろそろ、聖都『ラーボリア』についても、ご教授願おうか、BJ。」


 * * * 



次回予告

第142話 次の国:予習~聖都『ラーボリア』

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