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別れ
翌日早朝、出立するのに合わせて、村人が総出で、見送ってくれた。
「お身体をいたわって下さい。」
「お気を付けて。」
等と言う声が、多数。中には、手製の地酒を、餞別とする者もいた。有難く頂戴する。
「何かあったら、私共を頼って下さい。」
「村長の言葉は、心強いな。また、何かあったら、寄らせて貰うよ。」
そこに……
「待ってます! 若君が、お戻りになられるのを! いつまでも待ってます!」
「リリィ、待つな。私は、死んだと考えよ。」
涙を必死に堪えている。誰が? 言わずもがなだろう。
「私は、この後2か月もすれば、一旦城に戻る為、ここに立ち寄る。その後は、世界を巡る。父上の許可と、通行証は、既に貰っている。長い旅になる。皆ともお別れだ。」
「若君! お元気で!」
そんな声をBGMに、ファンスター村を旅立った。
* * *
次回予告
第14話 再びファンスター村
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