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次の予習~港

「あー……久しぶりだなぁ、相棒の匂いぃぃ。」

「本当、わたくしも、久しぶりですわ。ウィル。」

「オレも……。」

「ウィル様、これはやむを得ない事です。『兵学校』は、女人禁制。私達は、門前払いでしたkら。こうして、再会できた今と言う時を、大切にしたい。当然の結果です。」

「それは、何か。『兵学校』の見学イベントは、本編では描かれない。外伝を待て。とでも言うつもりか。セコ過ぎないか。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「ハーレム小説にも関わらず、男主人公の単独イベントなど、無意味だろう。」

 などと言う無意味な指摘に事実を被せる者などこの世界に存在しない。

「……まぁ、お陰で、この国の問題点も見えてきた。収穫は、大きかった。」

「へー……そうなんかい。話してくれないのかい。相棒。」

「それは、いずれだな。それより今は、差し当たっての問題。船に関する話をして欲しい。」

「ふーん、じゃ、あたいから、ヤらせてもらうぜ。いいな。」

 全員からの了承を受けて、口を開くBJ。

「まぁ、川船は省くぜ。相棒は、海洋船に乗った事ねぇんだろ。わぁーってるって。」

「進めてくれ、BJ。」

「おっす、と言うか川船と違うのは、動力くらいだな。川船と言えば、馬で引っ張るのが、一般的だろ。魔法動力船は、激レアだからな。相棒。」

「その通りだな。但し、魔法動力船は、水軍の要だ。ボヘミア王国では、国王陛下の御座船のみになる。ちなみに、貴族の私有船は不明だ。公式に、不明とされている。」

「おひおひ……そりゃ、『持ってるけど教えない』って言ってるようなもんだろ。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「あぁ、軍用艦かよ……でも、あたいらが、乗るのは、旅客船だよ。だから、帆船だな。それと、国境を越える船に乗る時は、出国手続きと、入国手続きがあるぜ。相棒。」

「それは、陸の国境を越えた時と、同じか、BJ。」

「ああ、その点は、同じだな。出港する前に出国手続き。目的地の港で入国手続きだ。相棒。」

「そうか、それなら大して問題も無さそうだな。で、他に何か注意点は無いのか、BJ。」

「そうだな、それなら船酔いだな。川と違って、海洋を進む船は、波で良く揺れるんだ。だから、慣れねぇと、船酔いって言って、気持ち悪くなるんだよ。相棒。」

「そうか、なら『船酔い』になったら、誰かに介抱してもらわないと、誰にするかな。」


 * * * 



次回予告

第128話 港町~長い行列

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