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ゴブリン活性化事件~契約期間終了

「で、件のゴブリンとの戦闘から、8日が経過した。ここで、おさらいをしておこう。」

 全員の同意を得てから、話しを進める。

「村と賞金稼ぎとの契約を、まとめよう。誰が、答える。……よし、BJ。君に決めた。」

「1、滞在費無料で、村に逗留可能(食事込み)。2、但し、増加したゴブリン退治をする。3、これらの有効期限は、正規軍の援軍到着までとする。だったな。相棒。」

「そうだ、BJ。要するに、ゴブリン共が、数を増やし、攻勢が苛烈になった。その対策として、食費と宿泊先の無償提供と、仕事が向こうから来てくれた事で、賞金稼ぎを集めた訳だ。」

「確かに、村にも、賞金稼ぎにも、互いに利のある話ですわね。ウィル。」

「で、さっき小耳に挟んだ村長代理と村長の会話から察するに、正規軍が到着するそうだ。」

「じゃ、あたいらの仕事も、終わりか。相棒。」

「正確には、到着したのは、斥候で、本隊の到着は、明日になるそうだ。」

「初日に、狩り尽くした感が、ありましたわ。後は、惰性でしたわ。ウィル。」

「このむらメシは、まずくない。でも、ニクくいたい。シゴトおわったら、いいだろ。ウィル。」

「確かになぁ、メシは不味くねぇ。けど、酒と肉が、有料なのは、頂けなかったな。相棒。」

「ぼやくな。だが、先が見えたとは言え、油断は禁物だ、気を抜くなよ。全員いいな。」

「肉ぅー。難ぅー。憎ぅー。にぃーくぅー。」

「何だ! その歌うような台詞回しは!」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。だが、いつしか……

「にっくっ♪にっくっ♪にっくっ♪」

 合唱になっていた。

「そうだな、仕事が終わったら、打ち上げした方がいいな。」

「にくぅ。」

「なんとか、鹿でも撃てれば、いいのだがな。でないと、『食べ放題』にはならないぞ。」

「そうだ! 3ニチまえの、シカのアシアトだよ! あるっていってただろ! BJ。」

「ああ! そうだよ。そいつを追跡すりゃあ、いけるぜ。相棒。」

「おひおひ……それは、3日歩いて尾行するって。『送り狼』の語源になった狼の習性かよ。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「だから、はしゃぐな。そう言う事は、援軍到着後にしなさい。全員分かったね。」


 * * * 



次回予告

第125話 ゴブリン活性化事件~まとめ

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