ゴブリン活性化事件~巣穴も決着!
「上手い事、ミンゴを援護しなさい、パリー。」
「かしこまりぃ。今、うまぁ~く、逃げ回っていますわ。ウィル。……あら?」
「どうした、パリー。」
「んん~~どうやら、追い掛け回す連中の数が、増えていますわ。ウィル。」
「大方、食料だと思われている。そんな処だ。そのまま、逃げ続けなさい、パリー。」
「今、頑張っていますわ。ん、と。む、難しいわね。」
これは、アクションゲームだな。残機1でだ。とは言え手伝う事など、出来ない……
「ウィル様、報告致します。お時間宜しいでしょうか。」
「おお、待ちかねたぞ。報告しなさい、ミンゴ。」
「ゴブリンの数は、約70。これは、赤子も含みます。広さは、先程の『集会場』の約2倍に相当します。ウィル様。」
「……そうか、気になる事は2つだな。過密に聞こえる事と、『抜け道』は無いのか、だな。」
「前者は、ゴブリンが小柄故、そうでもありません。後者は、見つかりませんでした。」
「よし、不意討ちをしかける。引き続き、連中の動きに警戒を怠らない事だ、ミンゴ。」
「はっ! お気を付け下さい。ウィル様。」
もし、仮にだ。ミンゴが、見落としていた『抜け道』が、あったとしても大丈夫だ。
連中は、『逃走経路』として『抜け道』を使う事疑い無しだからだ。
そこを叩けばよい。『警戒』しているのだから、問題無いだろう。
「よし、もうヘビの操作は、中止。不意討ちしなさい。パリー。」
ミンゴの報告は、パリーにも伝わっている。無意味な手間を省く事も可能な『魔法』だ。
「かしこまりぃ。ですが、その広さだと、『催眠』が、2~3回必要ですわね。ウィル。」
「それは、手間がかかるだけで、体内の『魔力』切れには届かない。違うか、パリー。」
「ええ。そうですわ。まず、入り口から始めますわね。ウィル。」
こうして、『催眠』の『魔法』を使うパリー。
「終わりましたわ。ウィル。」
「よし、中に入る。……ミンゴ、討ち漏らした連中を、眠らせたい。いい場所へ案内しなさい。」
「では、こちらへどうぞ。ウィル様。」
この後、ミンゴに案内されだ。更に、『催眠』で、次々と倒れていくゴブリン。そして……
「で、全員眠ったか。なら、明りを点けてくれないか。明りが無いと、私も働けない。」
「そうですね。問題無いと思います。ご両名、『光』の『魔法』を使います。」
こうして、明かりを灯した後、全てのゴブリンに、とどめを刺し、首を刎ねた。
* * *
次回予告
第123話 ゴブリン活性化事件~一夜明けて
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