表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
112/161

次の国~何やら不穏な雲行き

「しっかし、横柄な野郎だったな、さっきの衛兵。そう思わなかったか。相棒。」

 ようやく、テイル王国への入国が許され、最初の街で宿屋兼酒場で、くつろいでいる。

「同感だ。だが、どうでもいい。今重要なのは、この街は、野菜の質がいまいちな事だ。濃い塩味のスープにして誤魔化しているつもりなんだろう。衛兵が、勧めた店のはずなんだがな。」

「あたいは、野菜嫌いだから、そっちの方が、どうでもいいな。相棒。」

「むしろ、トリニクのほうが、うめぇぜ。キノコのフウミが、よくあうぞ。ウィル。」

「鶏のムネ肉は、フォークで穴を開けてから、塩水に漬けると、仕上がりが良くなりますわ。そういう『ひと手間』が、重要なんですわ。で、気付いてますかしら。ウィル。」

「そう言えば、この店、夕食時なのに閑散としているな。何があった。」

「じき、分かりますわ。ウィル。」

「……只今宜しいでしょうか。ウィル様。」

「……構わないぞ、ミンゴ。が、宿に戻らず『遠隔通話』を使うとはどうした。」

「はい。実は、取り急ぎウィル様のご裁可を、頂きたい案件が、ございます。」

 こうして、意外な話しを聞かされる羽目に陥った。


 * * * 


「……で、話しを聞くだけでは、何の事か分からないので、こうして現地に赴いた訳だ。だが、村には野菜の実りが、豊富なのに誰も働いて無いな。収穫して街で売ればいいのに。」

「おい、あそこ誰かが、山を登ってるぞ。相棒。」

「目がいいな。では、……『拡声』……。」

 ちなみに、『拡声』とは、声を大きくする事も減衰する事無く、解くまで届ける『魔法』だ。『遠隔通話』と違って対象を取らない為、範囲内の全員に聞かれてしまう。

「道を尋ねたい。そこで、待っていてくれたまえ。」

 この場合、密談では無いので、これで十分だ。

「あ、一瞬だけ止まったけど、また山を登っているぜ。相棒。」

「やむを得ない。他の村人か、民家を探そう。全員、いいな。」

 ここで、ミンゴが、出現……したかの如く現れた。

「ウィル様、あちらに、民家と村人がおりました。」

「よし、案内しなさい。ミンゴ。」

 ミンゴの案内で、村の中心部へと進む。


 * * * 



次回予告

第113話 次の事件~情報収集

ご愛読ありがとうございます。

面白ければ、ブックマークと、星をお願いします。

励みになります。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー cont_access.php?citi_cont_id=893380188&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ