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インターミッション(1)-1

「やっぱ、あたいとしちゃぁ、納得できないぜ。相棒。」

 侯爵の依頼を澄ませ、報酬に加え、おまけまで貰って、出発した私達が、次の村に到着し、宿で夕食後の休憩を入れている。そんな状況だ。

「説明が長いぞ。」

 などと言う無意味な指摘をする者などこの世界に存在しない。

「何の話だ、BJ。」

「今回の件、『曖昧な態度』を取った事も原因の一端だぜ。相棒。」

「面倒な……否、もって回った言い回しはよせ。何が言いたい、BJ。」

「なら、よう。なんで、オッサン共に、『俺の女に手を出すな』と言わなかった。そうすりゃ、あいつらだって、『勘違い』する事もなかっただろうよ。相棒。」

「私には、分からないな。『誰が』『誰を』『所有』している。一体何の話だ、BJ.]

「アチョー!」

 BJの「あっちゃぁ……ダミだ。こいつ、何にもわかちゃ、いねぇ。」と聞こえた様な気がしたが、きっと気のせいだろう。

 某カンフー映画とも無関係に相違ない。

「そうですわね。『いい人』なのは、分かりますが、『鈍感』なのが、ちょっと、ねぇ。」

「オレも、ドウカンだぜ。」

「何だ、聞かれて困る話か。ここは、宿の4人部屋で、人はいない。問題ないだろう。」

「そう言う事ですので、皆様、ウィル様の事なら、お任せください。ウィル様が、鈍感なのも無理からぬ事。ウィル様は、『童貞』でいらっしゃいますから。女心に疎いのです。」

「おい、『密偵』なら、『密偵』らしく、『秘密厳守』しないのか。ミンゴ。」

「残念だったな。ちびっ娘は、情報提供と引き換えに、あたいらの列に、参加してるんだぜ。で、よぉ。売春宿で、童貞卒業ってのは頂けねぇな。相棒。」

「……それは、何か。貴公らの『誰か』とれと言いたい訳か、BJ。」

「それ以外の言い方をした様に聞こえたなら、わたくし共の言い方が、悪かったのでしょうね。ウィル。」

「オレもだぜ。ウィル。」

「権利は、全員に、平等に、ございます。ウィル様。」

「分かった。そこまで言うなら、この『チーム』は、『一蓮托生』『運命共同体』だ。これから話す内容に、従えない者は、即座に出て行け。二度と私の前に顔を見せるな。」

 全員が、首肯するのを待って、話しを続ける。


 * * * 



次回予告

インターミッション(1)-2

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