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護衛~釘を刺す

 ようやく、色々な『残務』が終わり、一息入れる事が出来るようになった。そこで……

「パラブラス卿、お戯れが過ぎます。私は、デライラ嬢と『接触禁止』されています。違反すれば、『報酬減額』を含めた罰則がある。そう説明されのは、パラブラス卿、あなたです。」

「申し訳ない。ユーロック卿。」

「ユーロック様、宜しいかしら。」

「何でしょう、奥様《パラブラス夫人》。」

「私共にも、娘がいたんです。生きていれば、デライラ嬢と同じくらいの年頃のです。」

「……で、デライラ嬢から頼み込まれて、断れなかったと、奥様《パラブラス夫人》。」

「はい、そうです。『つい』引き受けてしまったのです。ユーロック様。」

「分かりました。今後は、くれぐれも『契約違反』をしないで下さい。パラブラス卿。奥様。」

 こうして、2人の同意を取り付けたので、話は片付いた。


 * * * 


「で、デライラ嬢に釘を……『言い含めて』おいてくれたな。」

「ん? ちょっと聞き取れない所があったな。ま……いっか。当然言ったぜ。相棒。」

「わたくしが、請け負った事です。しっかり、『言い含めて』おきましたわ。ウィル。」

「オレも、チャンといったぜ。ウィル。」

「素直に従ったのか、デライラ嬢は。」

「……まぁ……なんつーか、よう。ああ言うタイプは、苦手なんだよ。相棒。」

「そうですわね。BJには、ああ言うタイプは、荷が重いですわね。ウィル。」

「オレも、めんどうくさいオンナだとオモうぜ。ウィル。」

「その最後の『面倒くさい女』が、気なるな。どういう事だ、アム。」

「ええーっ……なんていえば、いいのか……うーん、うまくいえねぇ。ウィル。」

「わたくしから、助け船を出してもよろしくって。アム。」

「うぅ……たのんだぜ。パリー。」

「あの子は、自分が『美しい』事を自覚しているタイプの『甘え上手』ですわ。ウィル。」

「成程、そう言う所が、侯爵に気に入られた原因でもある訳か。」


 * * * 



次回予告

第106話 護衛~侯爵

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