33 すきなひと
約1ヶ月ぶりの投稿です…!あと、投稿時間を22時か23時頃に変更となります…!
あーくんは皆と家族になってから、これまで以上に仲良しになってたくさん遊びました。
「こぐまさん! 見て、きらきら!」
「でかしたぞ旦那! 俺たちは最高の相棒だ!」
ある日は森の中へ冒険に行って、こぐまさんと宝物を見つけたり。
「すごーい! お魚さんが、いっぱい……!」
「でしょー? ボクの仲間はすごいんだからぁ」
またある日は海の中を探索し、くらげさんと海中水泳を楽しみました。
寝る前の夜には、お星さまがあらんかぎりの物語を話してくれます。
楽しい毎日が続くものですから、あーくんの時間はあっという間に過ぎていきます。
九歳で小学生だったあーくんは、いつの間にか十歳になっていました。
背も少し大きくなり、なんだかちょっぴり大人になった気分です。
「お母さん、いってきます!」
「気をつけていくのよ~」
「分かってる~!」
そんなあーくんはと言うと、最近は空想以外のお友達と遊ぶことが多くなりました。
運動は少し苦手なあーくんですが、サッカーや鬼ごっこをしたり、家にお邪魔したり。
「お、おじゃまします……!」
けれどお友達の家に遊びに行くときは、こぐまさんを忘れはしません。
「え、えっと……。ど、どうぞ……」
出迎えてくれたのは銀髪の髪の毛と青い瞳をした女の子、ナギサちゃんでした。
どこで売ってあるのかも分からない、雪うさぎのぬいぐるみを抱きしめています。
ナギサちゃんは頬をりんごのように染めながら、あーくんを案内しました。
あーくんも緊張しているのか、少しだけ顔が赤くなります。
あーくんに、好きな人ができたのです。




