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あーくんあのね、きょうね。  作者: 吐 シロエ
ねがいとぼうけん
23/38

23 まきもどるとけい

昨日の分の投稿です…!眠気には勝てませんね…

 あーくんが目覚めた場所は、とてもシンプルな場所でした。


 家具は何もなく、クリーム色の壁と新品の床が広がっています。


 そんな部屋に、あーくんのポケットから針の刻む音が聞こえてきました。ある日、白ウサギからもらった金色の懐中時計です。


「これって、うさぎさんからもらった……」


 あーくんはポケットから懐中時計を取り出して、ふたを開けました。時計は秒針を回っていき、時刻を知らせるだけでした。


「そんなぁ……」


 何かヒントを得られると思っていたのですが、現実はそう上手くいかず時間が過ぎるばかりです。


「くらげさんと約束したのに、これじゃあ()()()()()()なの……」


 あーくんが言いたかったのは、『嘘ついたら針千本飲ます』の約束言葉でした。あーくんはそれをよく間違えてしまいます。


「どうしよう……。どうしたらいいの?」


「あーくん、わかんないよ……」


 あーくんが泣き出しそうな時でした。突然、懐中時計が輝き、針が物凄い速さで半時計回りに回っていきました。


 見れば、周りの景色もみるみるうちに変わっていきます。


 あーくんが産まれた日。お父さんとお母さんが結婚した日。そして、あの時出会った紺色のカーディガンを着た男の人もいました。


「あの人は……!」


 あーくんは目を見開くと、男の人はあーくんに向かってにこりと微笑みます。


「やぁ、また会ったね」


 あーくんが口を開く前に、男の人は『気をつけて』と言っているように見えました。


 あの男の人の顔が、少しだけ悲しそうだったからです。


「だいじょうぶ。今からあーくんが、こぐまさんを助けるから!」


 そう言って、あーくんは光に包まれて消えていきました。

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