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俺は静かに暮らしたい  作者: 一尾
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異世界に至るまで

ある異世界のとある森の中………


大きな咆哮とともに、20メートル近くあると思われる巨大なドラゴンが降りてきた。

「えっ⁉︎なに、いきなり」

ドラゴンの目の前には1人の180センチぐらいの青年が、またその黒髪に少し緑色の髪が混じった頭にはうねった角が側頭部から前へ向かって生えていた。

青年は少しイライラした様子で言った。

「あのさ、アリサいきなり現れんのは無しって前も言ったよね。」

すると、ドラゴンがみるみる小さくなり、170弱ほどの身長で黒髪に青の少し混じったロングヘアの女性のの姿になった。青色のワンピースを着ていた。だが、びっしりと鱗の生えた尾が腰の下辺りから生えていた。

「申し訳ありません。私もそのつもりは無かったのですが…。ノリアが気を緩めすぎなのでは無いのですか?」

と、アリサと呼ばれた者が返答した。

「うッ! まぁ、それは仕方ないというかだって俺たち、この世界で最高レベルな訳だし気が緩むのも、俺が悪い訳じゃ無いんじゃないのかな?」

と、間が悪そうにノリアと呼ばれた青年が言った。

「最高レベルという事と気が緩むのは別問題です。」

とアリサが有無を言わさぬ圧力を放った。

ノリアは自分が劣勢になっている事に気づいて、話題を変えた。

「あと、前から言ってるけどタメ口でいいって、名前は呼び捨てなのに、敬語使うの変じゃね。」

アリサは、話題を変えようとしている事に気付き溜息をついたが、ノリアの言ったことを無視し自分達の拠点を目指して歩き始めた。

ノリアは、無視されたことに腹をたてるより怒られるのが止まったことに安堵してその後に続いた。




しばらく歩くと、洞窟が見えてきた。その洞窟の前には、骨などの食料の残骸がまとめて捨てれるように、籠に入れて置いてあった。すると洞窟の中から、深紅のワンピースに黒髪に赤の髪が少し混じったショートカットの160センチぐらいの少女が手を振りながら、

「ノリア、アリサを帰り森の様子どうだった?」

と問いかけてきた。アリサは溜息を吐き、ノリアは笑顔で答えた、

「よぉ〜エリナ、森は問題無かったよ。むしろ暇だった。」

すると、エリナと呼ばれた少女は

「平和なのはいいことじゃん。」

と笑いながら返してきた。

そんなやりとりをしていると、ノリアとアリサの背後から声がかかった。

「ノリア様、お戻りでしたか。ちょうど、昼食に猪を捉えた所でしたよ。お昼にしましょう。」

と黒髪に黄色の髪が少し混じったノリアと同じぐらいの身長の歳は20前半に見える男性が歩いてきていた。

「やったーお肉だー」

とエリナが喜んだ。




そして昼食をとりながら、ノリアは今の状況に至る事を思い出していた。

ある日、俺はベッドの上で老衰による死を迎えようとしていた、いや、迎えていた。すると、高校時代の厨ニ病の自分を思い出した。その頃、自分が思い描いていた願望が異形の仲間たちと一緒に楽しく生活したいという者だった。過去の理想を懐かしみながら自分は死んだ。……………………

そして、視界が明るくなった。真っ白だった視界がはっきりと色合いがつき認識出来るようになった頃、耳に男女の重なった声が響いた。倒れていた体を起こすと、そこには3人の人物が心配そうに自分を見ていた。(あれ自分は死んだんじゃ無かったっけ)と思った、どうやら声に出ていたらしく深紅のワンピースを着た美少女が笑い出した。すると、その少女の頭部にチョップが走り、少女が頭を抱えた。少女を叩いた青のワンピースを着た綺麗な女性が声をかけてきた。「意識は大丈夫ですか?」

「大丈夫だけど。」

と答えると、女性が頷き長々と話し始めた。話は長かったが、要約するとどうやら、自分は今悪魔という種族になったらしい、女性は竜人、少女は吸血鬼、もう1人の男性は鬼なのだそうだ。なぜ彼女らが俺の前にいるのかは、俺の願望が具現化されたそうだ。つまり、自分は3人の創造主なんだと。そして、内容を無理矢理ながら理解した俺は3人に懇願され面倒そうに名前をつける事にした。女性は貴族みたいなのでアリサ・シエル・テトラ、少女はエリナ・テトラ、男性はディアブロ・テトラと名付け、自分はノリア・テトラと名乗った。(ちなみにテトラは4人だから、ファミリーネーム的な感じで付けた。実は、名付けにノリノリでした。)

後々分かった事だけど、どうやら俺達4人はどうゆう理屈かレベル100らしい、俺は魔術師、アリサは聖騎士、ディアブロは武闘家、エリナは暗殺者だ。そして、この世界での平均レベルは30ぐらいだそうだ、農民は平均5で、過去に英雄と呼ばれた奴でも50後半だったらしい。それに、この世界は殆どが人間で、魔王はいるみたいだけど侵略活動を停止してるみたいだ。なので目立たないように森で4人でスローライフ

つ・ま・り・ 願望叶っちゃいました(エヘッ!)

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