4.村の発見
そんな風に戯れていると突然ソグンが立ち上がり悲しそうな声を上げてコチラを見る。 10秒もしないウチに光のパーティクルを弾けさせ消えてしまう。
「な、どうした!? クスグリ過ぎたのか? ゴメンよ、帰ってきてくれよソグン!」
いったいどうしたと言うのだ? 怪我も負っていなかったし、愛想を尽かされるような事もした覚えはない。 ひょっとして呪文の時間切れだろうか? 安全の為ゴブリンの死体が散らばり血の匂いが立ち込める場所から離れると大人3人が手を回してやっと囲える程の見事な大木が目に入ったのでそれを背にして腰を下ろす。
胸に手を当て意識を集中すると悪魔召喚プログラムを起動させる。よかった、ソグンが選択できる。
ーーー能力:魔族召喚ーーー
種族:デーモンドッグ ▼
個体名:ソグン
筋力:2
体力:2
体格:2
知力:1
機敏:4
器用:1
魔力:1
技能:格闘戦闘:下級、気配察知:下級
能力:▲
アイテム:▲
コスト:8
こちらを召喚しますか? Yes/No
ーーーーーー
能力を選択すると外見:普通の見た目▼ と 召喚時間延長:1日▼ というのを発見する。更にスライダーを弄って外見:可愛い見た目▼と召喚時間延長:10日▼に変更。 コストは12に跳ね上がったが行けるか? Yesぽちっと。
最初の時の抜ける感じよりも強い虚脱感に耐えていると目の前にフワッフワの白い毛に覆われた犬が現れた。 スピッツとシェパードを掛けあわせたような面構えである。
「おまえ、ソグンか?」
「ウォフ!」
飛びついてくるのを半ば跳ね飛ばされながら受け止めると全身をゴシゴシと擦ってやる。 毛の下にもどうやら副足は無いみたいだ。可愛い見た目にしておいてよかった。再会の喜びにベロベロ顔を舐めまわされて居るのだが以前の侭だったとしたら感動も台無しだったかも知らん。
それから更に1時間ほど歩くと段々と森が薄くなっていくのが分かった。木々の密度が減って行き、やがて平原に出ると森の外はテリトリー外なのだろうか? ゴブリンとも一切遭遇しなくなった。
「あの丘を越えた辺りかな? そろそろ村が見えてきても良いはず」
丘を登り切ると期待違わず眼下に集落が広がっている。 密集住居を囲うように人の背丈程の木製柵で囲われた中心部と柵の外に広がる畑部分が広がっており畑のそこココで人が作業しているのが見える。 どうやら今日の所はキャンプ道具は必要無さそうだ。




