認知的節約と本日閉店について
いつも行列ができてるお店があったんですよ。
それが、今日通りかかったら、2人しか並んでなくて、 時計を見たら開店5分前。
これはチャンス! と思いましたよね。 いそいそと列の後ろに並びました。
そして、開店時間。
……あれ?
……シャッター、開かなくない?
不審に思ったわたしは、列から抜けてシャッターを確認してみると
――本日はお休みいたします――
の貼り紙。
……うん。
このまま並んでいても、永遠にシャッターは開かない。 (言い過ぎ。明日には開きます)
そう悟ったわたしは、そっと店を去ったのでした。
並んでいる人たちにも教えてあげようかな? と思ったんですけど、
チキンだから話しかけられませんでした。
皆さんはこういう時、どうしてます?
教えてあげる派? そっと立ち去る派?
なんとなく察せるように一芝居打つ派?
なんかさ、人がやってると、ついよく考えずにマネしちゃうことってありますよね。
何の行列かよくわかんないのに並んじゃうとか。
道端で空を見上げている人が3人以上いたら、ほぼほぼ釣られて自分も見上げちゃうとか。
ミルグラムの社会実験だっけ。しらんけど。
人間って、他者の行動に同調するとき、自分の思考を節約しようとしがちらしい。
口コミやランキングとかもその類いです。
だからサクラというビジネスが成立する。
「前の人も並んでるから」と、思考部分を前の人に委ねて盲目的に追随することで、
集団全体が過ちの連鎖を引き起こす。
情報的カスケードってやつです。
大学で習ったことほとんど忘れたけど、この言葉だけは何故かシュークリームの映像と共に記憶にこびりついています。
あ、それで思い出したんですが、
むか~し子供の遠足のお迎えに、某ターミナル駅まで行ったんですよ。
ほかのママさんたちも勿論来ていて、
改札口の前には、ちょっとした人だかり。(2クラス分の)
2~30代の、女性たちがメイン。 (幼稚園児のママたちが)
そわそわと、嬉しそうな人待ち顔で。 (我が子可愛さに)
その様子を見た、通りすがりの誰かが言ったのね。
「……アイドルでも来るの?」
って。
そっからは、もう。そらもう。
「アイドルでも来るの?」が、
「アイドルが来るよ!」になり、
「S〇APが来るって!」になるまでに時間はかかりませんでした。
膨れ上がる群衆。
喝采を浴びながら、
新幹線から吐き出され、
満を持して登場した、幼稚園児たち……!
あの時の何とも言えない空気は、
いま思い出しても腸がよじれます。
あれっ、雑談から始めて認知的節約となろう的テンプレについて書こうと思ってたのに、
つい雑談的カスタードに流されてしまってました。
それについてはまた今度、お付き合いください。
あっ、あっちになんか行列ができてるみたい。
なんかいいことあるかも!
みんなで行ってみましょうよ。
あの笛吹いてる男の人についていけばいいのね!
そぉれ、ピッピ~♪




