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耳を劈く悲鳴

作者: 桐原まどか



―今日もあちこちから聴こえる。

どんなに耳を塞いでも聴こえてくる悲鳴、悲鳴、悲鳴。


闇の中、背中を丸めて、やり過ごす。

―この悲鳴は聴こえる人間と聴こえない人間がいる。


最初は驚いた。恐怖だった。

だが、段々と慣れ、いまは、平然と聴き流せるようになった。

それでも時々耐えきれなくなり、耳を塞ぐ。


これは何なんだろう?


これは恐らく―生物たちの―地球の悲鳴。


悲しいな、と思う。


やがて、この悲鳴が聴こえなくなる日が来る。


それは終焉の時だ…。


今日も流れ込む、悲鳴、悲鳴、悲鳴。


ある意味で<世界が躍動>している証拠かもしれない。


―悲鳴、悲鳴、悲鳴…。

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― 新着の感想 ―
[良い点] こんにちは。読みました。読んでいて、今の時代のようだと思いました。あちらこちらから悲鳴が聞こえてきます。そしてそれは怖いものです。ただ自分は、この悲鳴の中身をしっかりと理解して、その上で何…
2023/06/23 17:07 退会済み
管理
[良い点] 誰のものなのか、何かのものなのか分からない悲鳴… 時々聞こえてくる気がしますね。 聴こえてくる声が、楽しそうな笑い声とかなら良いのですけどね~。 素敵な作品をありがとうございました!
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