表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/12

シリーズ7 #2

説子視点に切り替わります

宿屋の一室でどたばたと話すのもどうかという訳で、近くのカフェで話す事にした私たち。

互いに自己紹介をし合い、リアねぇがファーレさんからおおまかな経緯を聞きだした後の事だ。

どうやら彼女は人の名前を覚えるのが苦手なようで、クーねぇも私も、リアねぇが提案した愛称(私はセツ、クーねぇはクー)で呼んでいる。


「ローラさん、また名前変えたの?であります?」

ふいに出たファーレさんの問いかけに、リアねぇはええ、と肯定を返す。

「今はアンリーア・ローヴァーって名乗ってるわ。レレはリアでいいわよ」

「リアさんだね、分かった!であります!」

アンリーア・ローヴァー、ですね!と笑うその姿は、私の名前を覚えるのにも苦戦していたような(しかもリアねぇが諦めてこれだけは覚えなさいと言わんばかりに愛称を提案していた)人物とは思えないぐらいすんなりとリア姉さんの名前を口にしていて。


「説子様、私の顔に何か付いてたりしますか?」

「あ、いや、なんでもない」

不思議そうにルナさんに見つめ返され、私は少し慌ててなんでもないと手を振る。

……ただ、もしかしてファーレさんはルナリィと同じタイプじゃないか、っていう考えが過っただけで、本当になんでもないのだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ