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プロローグ
生まれた時から俺は世界に嫌われていた。
俺の見た目を忌み、嫌い、排除するべきものとして淘汰しようとした。
それが、世界の正しい在り方として。
なんの根拠もなく、悪をもたらす負の象徴として扱われた。
それを受け入れ、誰の目にも止まらぬように潜んでいたというのに。
絶対悪である俺を、勇者一行とやらが倒しに来るらしい。
俺を魔王として、討伐し、世界に安寧をもたらすために。
ーー嗚呼、俺は、最後までまともに“生きる”ことさえできないらしい。
鬱蒼とした森の奥、漆黒の城壁に囲まれた城の中で、独り言ちる。
そんな何もかもを諦めた俺の前に、“あいつ”は突然現れた。
ノリと勢いだけではじめました。




