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9話 登録

今回、ステータス表示が有りますが。

旧バージョンと比べて分かりやすくしたつもりです。

もう少し変えた方が良いかも。と言うご意見等がありましたら、是非お願いします!











「待たせたねぇ。それじゃ結果なんだけど登録受付自体は何も問題はないよ」


 戻ってきた婆さんは開口一番で結果を伝えてきた。


「有難う御座います」


「お礼は早いよ。

言っただろ?登録受付自体はと」


 何だか勿体つけた言い方をしてくる。


「何かあるのですか?」


「有るよ、とは言っても軽微な問題でね。

ソーマ、お前さんは記憶が無いせいで読み書きや常識が欠けている状態だね?」


「そうです」


「なら簡単さ、ココの仕事上で少なくとも読み書き位は少しでも身に着けてもらうよ。

でないと仕事に支障が出てくる時があるからねぇ。

いらぬトラブルは欲しくないだろう?私らも、所属させる以上責任が有るしね」


「欲しくないですね、とは言ってももうすでにトラブってますけどね。

教養を身につけるとは言ってもどこで習えば良いのです?

悪いですけど俺、お金も無くしてるんですけど」


 金がかかるんだったら問題だぞ。


「それなら承知しているさ、登録したばかりの新人講集が2週間後有るんだけど。

それまでの間にココの講集場で、ある程度一般常識等を覚えて貰うよ。

教員は・・・・・エレス、あんたが教えてやりな」


 婆さんの後ろに立っていた受付嬢に向かって命じ始めた。てか、この受付嬢エレスって名前なんだ。


「畏まりました、クレンさん」


「私も他に色々とあるから後は頼んだよ。

この子に任せてあるからソーマも安心して登録しときな」


 そう言って婆さんはイスから立ち去って行った。その後ろ姿は何だか男らしい感じがしたのは気のせいだろうか?


「改めて宜しくお願いしますね、ソーマさん。

遅れましたが、エレスと申します。そのままエレスと読んで下さい」


 自分の席に戻ったエレスが挨拶してきたのでこちらも返しておく。


「こちらこそ宜しく、エレスも俺の事を蒼真って呼び捨てにして良いですよ?」


「さすがに仕事中に呼び捨てはできませんよ。

プライベートとかなら兎も角。

それでは登録の続きをしちゃいますね。」


 受付用紙にエレスが代筆してくれてるので俺は特にやる事が無い。たまに、記入する為に知るもんされるぐらいだがそれも殆んど答えられない。 基本的な事なんかも聞きながらドンドン進めていく。


「・・・・・・これでっと。ではですね、この机のプレートに手を乗せて頂けますか?」


「これに?ですか?」


「そうです。このプレートは対象者の魔力を感知して、これから発行するギルドカードに個人情報を入力できます。

入力された情報はそのカードのみに残されますのでご安心ください。

こちらがその情報が書き込まれる前のカードですね」


 見せてくれたのはガインも持っていた黒い物で、パッと見スマホみたいなサイズと厚さだ。

「乗せるだけですね」と言って、素直にプレートに手を乗せる。


 手を乗せていると「もう大丈夫ですよ」っとエレスが言うのでプレートから手を放す。

ただ乗せているだけだったから何の感情の変化も出せないな。


「それでは、カードの使い方を説明させて頂きますね」


 エレスが説明してくれるには、このカード自体が身元保証の役割をしていて身分証にもなる。

カードの機能としては本人のステータスの表示とギルドに金額を預けている場合にその金額分を表示。

現在受注している依頼の表示。

 また、個人情報なので他人に見られない様にするために情報の未表示設定とステータス類の自動更新。これらの使い方を、実際に登録出来たカードで使い方を実際確かめながら確認した。

ってか、めちゃくちゃ高性能なんだな。このカード。


 現在の俺の表示はこうなっていた。


名前  蒼真


種族  通人  年齢  14才


職業  ポーター


ポジション  銃士LV  9


才能

武術の才能・魔法の才能・アイテム収集の才能

看破の眼


スキル

ターゲットロックLV1

クイックドローLV1

全異常耐性

料理LV1

コンビニ

ポイント


称号  -


 を持っていた。

名前の下の所に黄色のラインが入っていた。

聞くと車の免許の様に該当する修得年数によって、黄<緑<赤<金<プラチナの順に更新されていく。

よくあるギルドの設定の様にランク制度ではなく、免許更新の様に上がっていく。

年数以外にも個人の残した成績によっても上がるみたいだ。

俺はのんびりと生きていきたいから更新は普通で良い。

 流してステータスを見ると、看破の眼・コンビニ・ポイントを他人に見せると厄介なのでこれは表示を消しておく。

 これを見て知ったが俺の年齢が14才になってた。

たぶんゲームを予約する時に設定したせいだな。この分だと顔つきとかも学生時代の感じになっているだろうな。だからガインとか子供扱いするのか。


「そう言えば俺、お金が無いのでコレ換金できますか?」


ガインから貰っていたゴブリンの討伐部位をエレスに出す。


「ゴブリンを討伐したのですか?」


「あぁ、ガインと一緒に森の中に居た時にだけど。

持っている武器の性能のおかげで倒せたんですけどね」


「そうですか、ではカードもお出し下さい」


 言われた通りにカードも差し出す。

「ではカードに討伐数を。討伐完了をギルド側にそれぞれ記録しておきますね。

あとコチラが報酬になります」


 カードには受けた依頼のデータ以外にも討伐した討伐証明部位があればその分もカウントして記録を残してくれる。

報酬は銀貨?9枚と銅貨?3枚だった。価値が分からん。


「たぶん大丈夫です。

まぁ元々通貨すら分からないんですけどね」


「大丈夫ですよ。一応こちらでも確認してますから。

では最後にですね。ソーマさんに今後生活して頂く場所なんですが、ココの施設になります。

基本的に元々メルギルに住んでいる方以外のギルド登録者は、ギルドの宿舎で生活していますので特別な対応では御座いません。

お金に余裕がある方は宿舎を出て、個人で家を借りたり買ったりしていますけどね」


「そうですか、利用するのに料金とかはどうなっているんですか?」


「基本無料です。

理由としては簡単で、元々依頼報酬から引かれているからです。

勿論依頼に表示されている価格からではなく、諸々手数料を合わせて引いた金額が表示されていますのでご安心下さい」


 よかった、余計に引かれるのかと思った。


「ではお部屋にご案内しますね。

ついでに、食堂とかその他の施設をご案内しますね」


 エレスは案内すると言ってカウンターから出てきた。

俺とガインもそれに合わせてイスから立つと、ガインが俺の肩に手を乗せてきた。


「良かったな、登録出来て。

俺も安心したからこれでな、また一緒に狩りにでも行こうぜ」


 爽やかな顔つきでキメ顔で去っていくガイン。

相変わらずアイツの頭はアホ毛の様に頭が光る。

 うん、少しウザい感じになってきたなあの頭。


「では行きましょうか」


 ガインのアレを見てもエレスは何の変化もない、慣れって大事なのかも知れないな。








引き続き、ご意見、ご感想お待ちしております!

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