プロローグ
皆様、改めて宜しくお願いいたします!
今後は、こちらのバージョンをお送りいたしますので是非宜しくお願いいたします。
細かく改定されていたり、新たな話を追加したり致しますので宜しくお願いいたします!!
赤いフレームのメガネをかけた男が1人、夜遅くなった時間帯の中でニマニマしながら自分の家へ向かって歩いていた。
男の人相は、日本人特有の黒髪黒目で、顔つきは10人中7人位はイケメンと思える位の顔立ちで、背もそこそこに高い180㎝代で痩せ形だが筋肉も程よくついている体になっている。
服装は男の好きな黒色の革ジャンに黒いシャツ・黒っぽいジーパンに茶色の軍用ブーツと少し変わった格好だが本人は好きでその格好なので気にしてない。
「今日は、いい台に座れて良かった」
昨日・今日の俺はツイていた、昨日はパチンコで10万の、今日は朝からスロットで1000円で大当たりを引いて気付けば30万オーバーの稼ぎを得てしまったのだ。
昔から運が良かったけど本当にラッキーだったな。
「あれ?」
いつもの帰り道に知らないコンビニがいつの間にやら出来ていた。
有名チェーン店何かのマークが無い所から個人経営の店みたいだ。
まぁ夕飯も食ってないから何か買って行くか。
店に入ってみると店内はいたって普通のコンビニで、特に変な所は無い様だ。
女子学生の子やサラリーマンとかの何人かの客が居るぐらいだし、あえて変な所をあえて言うと髭の長くて頭が残念な爺さんが店員をしてる所ぐらいだ。
爺さん1人で店を回してて大丈夫なのだろうか?
食べ物を買うついでに店内を物色してみると面白いモノを見つけた。
最新ゲーム予約受付中!!
そんな広告のコーナーで初回特典としてゲーム中に使える。別売りのスキル・アイテムを今だけ先にシリアルコード付きのカードとして買う事が出来る様だ。
買っておけば初期段階から使えるそうだ。
しかも嬉しい事にゲームは俺の好きなタイプのアクション性のあるファンタジー系のゲームらしい。
「久々にゲームでも買うか?
今のうちだったら金もあるし、広告を見る限り面白そうだからな」
予約購入を決めはしたがどうすればいいのか分からないから爺さんに聞いてみよう。
「すみません、そこのゲームの予約はどうすればできますか?
ついでにカードも買いたいのですが」
パっと見、セブ〇の制服の様な服を着ている爺さんが少し驚いた表情をしていたが。ニコニコしながら。
「あちらの端末で予約と購入の設定をして頂いて、出てきた用紙をカウンターの所まで持ってきて下さい。
ちなみに予約も先払いになりますが良いですかな?」
と、カウンターと入口の間に設置されていた端末を指をさしながら答えてくれた。
レジで会計するだけじゃないんだな。とか思いつつ、端末に向かう。
端末自体は、画面を操作して、最初にゲーム自体の予約設定をしてからのカードの追加購入みたいだ。
追加で購入できる種類はかなり多い様だ。
しかも王道の剣や弓だけじゃなくて現実の武器なんかも使えるようだ。
面白そうだから幾つかついでに選んでおこう。
あれから幾つか選んでいるうちに気がついたけど。このゲームの武器とかの攻撃力とか防御力とかあるアイテムにはそのアイテムの数値?が紹介されてなかった。
あれかな?リアルな表現のために表記されてないのか?
まずあれだな、あんまり強すぎると思われるアイテムとかスキルなんか始めっから持ってる途中で飽きるかも知れないから欲張らない様にしないと。
で、選んだのがこれだ。
武器系
・SIGザウアーP2009に専用サイレンサーとフラッシュライト付き
・IMIデザートイーグル
をそれぞれ1つずつ。弾数がリアル仕様と無限弾の特別仕様があって、無限弾仕様の方が高かったけどそっちにしといた。弾数制限があった場合、いつ補給が出来るか分からないから制限の無いこっちの方が良いと思うしな。
防具系
・銃をしまう為のレッグホルスターをそれぞれ左右の足に使える様に2つ
スキル・才能系
・全異常耐性スキル
毒とかで序盤で死んでばかりだと面倒だからこれくらいは良いかな。
・言語習得スキル
外国語とかのリアルタイムで自動翻訳してくれるスキルみたいだ。俺自身、正直英語とかぜんぜんだから有りがたいかも。
・武術の才能
・魔法の才能
・アイテム収集の才能
これがあるとそれに該当するスキルが修得しやすくなり、意識してとろうとするとより早く修得できるらしい。
意識してと言う所が良く分からんが。
・看破の眼
説明書きを読んでみると全ての情報を看破できる上に、逆にステータスを誤魔化す事も出来るらしいし、他にも色々出来るらしい。
このゲーム、オンラインゲームの要素もかなり有るから普通に始まる人からチーター呼ばわりされるかも知れんが。元々の仕様だから気にしなくて良いか。
・ポイント
アイテムとか自分のステータスとかポイントを使って強化できるらしい能力の底上げが出来るのって良いかも知れない。自分好みに出来るのだからな。
・コンビニ
よく分からんけどいつでも買い物が出来るらしい。
クエスト中に消費アイテムとか使い切ったら一々戻らなくて済むかも知れない。
のモノを選んだ。
武器に関しては俺が好きだから、防具は・・・・・まぁ後から買えば良いかなって。この手のゲームなら、基本装備もあるだろうし。
スキル・才能も便利そうでいてそれなりにチート過ぎないモノを選べたはずだ。
ゲームソフト本体とシリアルカードを合わせて合計金額15000円位になった。
安いのか高いのかよくわかんないな、課金ゲームだと思えば少しは安いのか?
ちなみにキャラクターの選択も、男女の設定関係なくたくさん出てきていたが。キャラクター制作もできるみたいで、パーツを組み合わせて学生時代の自分をモチーフに作ってみた。ネカマプレイとかしないし、かと言って一からキャラクター作りができる程の想像力はないから充分な出来だと思う。
最後に了承の選択すると最終確認の注意喚起が出てきた。
『以降、戻る事はできませんが宜しいですか?』
流し読みで確認しただけだがまぁ大丈夫だろう。
了承のボタンを押して端末から印字された専用の用紙を取り、カウンターの爺さんに持って行く。
「はいはい、こちらですかな。
確認ですがこちらで宜しいのですね?後からキャンセルできませんが宜しいですか?」
マニアルにある確認なのだろう、後で何かがあっても自己責任だし暇つぶしのゲームだから問題ない。
「そちらで問題ないです。」
「畏まりました、あぁ丁度良かったですね。
日付が発売日丁度の時間帯になるのでソフトも持って行きますか?」
タイミングも良かったのか
「ホントですか?
じゃあ持って帰ります。
あぁ、後少し待って下さい他にも買いたいモノがあるので」
少し待ってもらい、おにぎりを3つとお茶のペットボトル1つと唐揚げのパックもカウンターに持って行く。
「・・・・・ではゲームも一緒の袋に入れておきますね、ありがとう御座いました」
店員から買った物が入っている袋を受け取った男がカウンターから離れていく。
その後ろ姿を店員の老人が見送りながらも考えていた。
いきなり適正がある者が訪れるとはのぉ、今後どうなるのか気になるがまた会えるか会えないかは本人しだいじゃから何とも言えんか。
そして最後に自動ドアから出ていく男に老人は
「ありがとう御座いました、いてらしゃい」
と男を送りだした。
そして同時にこうも思っていた。
コンビニ店員やり過ぎて変な癖が付いたと。
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