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4月(2)散りかけの桜

お待たせしました。

 春の温かい日差しの中、莞爾はクリスと一緒に水田へとやってきた。

 もちろん、平太もいるが、なぜか孝一に菜摘もいる。


 水田は商売になるほどの広さはなく、せいぜい自給ができる程度の広さだ。昔はもっと水田があったのだが、そちらは今畑になっている。トマトなどを育てていた段々畑のことである。

 農地の宅地への変更はかなり厳しく面倒くさいのだが、地目を「田」から「畑」に変えるのは比較的楽だ。地区の農業委員会に「畑作転換届」というものを提出し、認められれば変更できる。


「今から春の田起を行う」


 莞爾が高らかに宣言した。

 といっても、せいぜい一反もないので時間もそうかからない。伊東家や由井家も水田を持っているので、大谷木町の米農家に二十馬力ほどのトラクターを借り、それを使って耕起する。


 とことこと坂道を上がってくるトラクターに乗っているのは嗣郎である。この爺、実はトラクターを動かすのが好きなのであった。ちなみに大谷木町の米農家は嗣郎の知人である。


「でもさ、じいちゃんはいいとして、おれたちすることないじゃん」

「今のお前は見て、聞いて、知って、覚えることが仕事だ。稲作は会社でやらないけど、勉強になるから見ておけ」


 少々呆れた様子で莞爾が言うと、平太は素直に頷いた。こういうところが平太の良いところである。もっとも、一度は口答えするのをかわいげがあるととるか、憎たらしいととるかは個人差があるが。


 畦から真っ直ぐに田にトラクターを進入させ、嗣郎は巧みにレバーを動かしてロータリーを回す。


 昨年の稲刈りの直後には表層だけ荒起こしして、稲わらをすき込んでいる。

 農家にもよるが、水田の耕起は大まかに秋・春である。


 一昔前までは画一的な稲作栽培がされていたのだが、今日に至っては農家やその地域によって様々だ。一度しか耕起しない農家もあれば、プラウ耕などを用いて「すき床」層まで掘り返す農家もいる。

 その辺りは経験や土地の差も大きいし、何より米農家が毎年より美味い米を作るために研究を繰り返しているという証左だ。


 莞爾の場合、嗣郎に教えられた通り作っているだけで、つまりは嗣郎におんぶに抱っこ状態であるが、嗣郎も米作りは専門ではなく、慣例に経験を混ぜて作っているだけだ。


「収穫のあとにも一度表面だけ掘り返してるんだけど、それと今回の田起とは意味が違うんだ」


 莞爾は懇切丁寧に平太に教え込む。

 秋に行う田起は、稲わらなどの有機物をすき込むことによって好気性微生物が繁殖してこれを分解し、窒素が生成され作物に吸収されやすくなる。これを乾土効果(かんどこうか)という。土中に含まれる有機態窒素は植物が吸収するのに適しておらず、これを微生物の分解によって無機態窒素に変えることで吸収されやすくなるのだ。


 また、この耕起する深度によってより深く掘り返して、土中の害虫を寒気に当てて死滅させるなどの目的もあり、土地によっては冬に行われることもある。ただし、冬期は微生物の活動が減衰するため、やはり有機物のすき込みという意味では秋に行う方が効率的だ。


 そして今回が田植え前の代掻きのための耕耘であり、同時に雑草などの除去の役目もある。


 この三段階があるわけだが、農家によってまちまちだ。秋も冬もせずに春だけという農家ももちろんいる。


 莞爾の場合は秋に荒起こしして、春にまた田起をする。寒い時期には起こさない。


 また、莞爾がこの水田で表層だけ耕起するのにも一応の理由がある。

 この水田は構造的には棚田と同じであり、斜面を削り、側面に石垣を積んだ代物だ。

 そういうわけもあって、あまり深く耕起すると、「すき床」層を破壊し、水を張ってもどんどん漏れてしまう。


 「すき床」とは、機械などによる重圧で土が押し固められた層のことであり、この層が水を食い止めることで水を張ることができる。


 ちなみに、水田に張る水の量は、日本全国のダムの総貯水量よりも多いらしい。


「なんか機械でやってもすごいゆっくりだよな」


 平太は思ったままの感想を述べた。確かに素人目から見ればトラクターやコンバインは遅く見えるが、では人力でやるとどれだけ速いのかということだ。断然機械の方が速い。


 実際に、トラクターが一時間で耕起できる面積が仮に一反だとすると、人間一人がトラクターと同じ質で一反耕すのには半日以上かかる。農家は機械を導入することで時間を買っているのだ。もっとも、その時間を買うために大金を叩く必要があるかどうかは農家の扱う農地の規模による。


 例えば、農業による年収が三百万円未満の農家が一千万円近くもする大型トラクターを買うのは現実的ではない。


「人力で鍬打ち込んで何時間かかるんだ?」


 莞爾の意見も尤もだ。平太は素直に相槌を打つ。


「なんか米作りって言うとさ、田植えのイメージが強いんだよね」

「まあ俺も米は専門じゃないから多くは言えないけど、実際のところ収穫した後から田植えまでの方が大事なんじゃねえか? 田植えのあとにできることも限られてるしな」

「そうなの?」

「野菜だって土作りを怠るとダメだし、米もそこは変わらないだろ。日々の手間が大がかりなのはあるけどさ」


 実際、莞爾のような年がら年中ローテーションを組んで作付計画とにらめっこしているような農家からすると、米農家のやり方は少し怖いところがある。というのも、収入が一年に一度に限定されるからだ。

 リスクを分散できないのは零細にとって痛手だ。


 農業共済などの保険があるとは言っても、やはり計画通りに進むのが一番だ。


 ちなみに、米の収穫、出荷後についつい大きな買い物をしてしまい後悔する米農家はよくいる。


「まあ畑は移動が楽だからいいけど、水田は水を張ったらもう重労働になるからな。そこが大変だな」


 米農家の履く長靴はそうでない農家とは違う。一般的に水田に入る際に履く長靴は「田靴」と呼ぶ。普通の長靴よりも水や泥などの侵入を防ぎやすく、泥濘の中でも脱げにくい。その分、蒸れがあったり、水田から上がったあとにも脱げにくかったりするが、米農家にとっては必需品だ。


 それでも、足を取られるというのはかなり疲労が溜まる。


「もうちょっとしたら水張って代かきするから」

「代かき?」

「水張った状態でかき混ぜるって言ったらいいのかな。きちんと平坦になってないと場所によって深い場所と浅い場所ができるだろ?」


 代かきは水を張った水田で、砕土と均平を目的として行われる。また、雑草の種子や残った稲わらなどを埋没させる効果もある。


 ちなみに、「米は地力、麦は肥料」で育てるとはよく言われることだ。



 ***



 莞爾と平太が話し込んでいる間、孝一は嗣郎の様子を近くの畦の上から眺めている。

 そして、残されたクリスと菜摘は楽しそうに水田の周りを遊び回っていた。


 四月に入ったばかりということもあって、とくに面白いものが見当たるわけでもない。それでも、取水のための用水路の中を観察したり、耕起したあとの土で泥団子を作ったりして遊んでいる。

 菜摘もなんだかんだとまだまだ子どもらしい。付き合うクリスも案外童心に返って楽しんでいる。

 というのも、クリスはあまり子どもらしい遊びをしたことがなかった。


「見てー。みみずがいたー」

「おお、気持ち悪いな!」


 気持ち悪いと言いながらも、クリスは笑顔で菜摘と同じようにミミズを突いていた。


「カンジ殿が言っていたぞ。このミミズが土を食べて美味しい野菜が育つ土に変えてくれるらしい」

「じゃあ、畑はみみずのうんちでいっぱいなんだね!」

「そうだな! うんちでいっぱいだ!」


 なぜか楽しそうに笑っているクリスと菜摘だった。確かにそれは事実だが、改めて言われるとなんだか微妙な感情を抱くものだ。

 とはいえ、堆肥だって生ゴミや動物の排泄物を発酵させたものであるし、今更議論の余地はない。


 慣行農業では適宜農薬や化成肥料などを用いるが、完全な有機農業であれば純粋な地力を高めるために堆肥をフル活用する。

 有機農業が脚光を浴び始めてから先、農薬などに含まれる化学物質が生物濃縮によって蓄積するという説が声高に叫ばれた。有名なもので言えば、レイチェル・カーソンの『沈黙の春』である。


 今でもこの説は一部にかなり熱烈な支持を受けているが、実際にどうかと言えば、より人体に影響の少ない農薬が開発され、どんどん種類も多様になっているため、一概に農薬や化成肥料が悪と断じることはできない。


 少なくとも国内の農業で使われる農薬は大凡安全で、一定の解決を見ている。それに、生物濃縮によって有害物質が蓄積するという観点は、程度の差はあれど有機農業でも起こり得る問題だ。


 しかしながら、いくら安全だと言われても本当にそうなのかと疑ってしまうのが人間である。

 安心と安全は違う――などと言う人がいるように、わかってはいるけれどできれば避けたいという人が大勢いる。問題は海外産の農作物に使われている農薬などがどれほどの有害物質を含んでいるのか、すぐにはわからないということだ。


「クリスお姉ちゃん、見てみて! なんかちっちゃい虫もいっぱいいるよ」

「そうだな。ちょっと小さすぎてよく見えないが」


 クリスは菜摘が土をいじっている様子を見て苦笑する。

 菜摘の持つ一塊の土の中には数え切れないほどの微生物が蠢いている。これらがよく働いてくれることで野菜や米がたくさん育つ土が出来上がる。


 一般に畑の土は団粒構造がいいと言われるが、素人目にはよくわからないものだ。その場合、容器の中に水と一緒に土を入れるとわかりやすい。攪拌して数分で土が下に沈んで澄んだ状態になると団粒構造になっている状態だ。団粒構造でないと水は長時間濁ったままだ。


「ねえねえ、この虫は何?」

「……さあ、なんだろう。ちょっと触りたくない色だな」


 不用意に草の葉にくっついた虫に手を伸ばし駆けた菜摘だったが、いつの間にか傍に近寄ってきていた孝一がその手を止める。


「菜摘。これはやけど虫だから、触ったら大変なことになる」

「やけど虫?」


 やけど虫――アオバアリガタハネカクシは橙色と黒色のツートンカラーをした一センチ弱の虫で、アリのような頭をしている。やけど虫自体はとくに悪さをするわけではなく、これを潰したり払ったりすることで体液が皮膚に付着し線状皮膚炎――水ぶくれのような症状を引き起こす。

 もし皮膚にくっついているのを見かけたら、手で払わずに息で吹き飛ばすのがいい。


「えー、そんな虫なら殺虫剤かけなくていいの?」

「あはは、実はそれは益虫らしいぞ」


 農業的には益虫の部類である。小さな害虫を食べると言われている。


「益虫ってなあに?」

「そうだなあ。例えばバッタは稲の葉を食べてしまうが、カマキリはそのバッタを食べてくれる。だからカマキリは益虫だな」

「へえ。邪魔する虫を食べてくれるんだね」


 そういった意味で、ツバメも益鳥とされる。

 とくに農家ではツバメは豊作を象徴する鳥でもあるため、軒先に巣を作っても追い払うなんてことは滅多にしない。ちなみにスズメは時期によって益鳥にも害鳥にもなる。これはスズメがかなり雑食であり、害虫を食べてくれる一方で収穫を控えた米も食べてしまうからだ。


「アイガモ農法なんてものもあるぞ。雛のうちから放し飼いにして虫を食べてもらうんだ」

「わあ、それかわいいかも! ねえねえ、うちはそれしないの?」

「あー、そうだな。しないかな……」


 さすがに成長したアイガモは食肉になるとは、純粋な瞳を向ける菜摘に言えない孝一であった。

 アイガモ農法の他にも稚魚の鯉を水田に入れることもある。今でこそ鯉はあまり食べないが、昔は育った鯉をそのまま食べることができた。タンパク源が乏しい時代では貴重だった。


「たくさん生き物がいる方がいいのか?」


 クリスが辺りを見回しながら孝一に尋ねると、彼は「どうだろう」と曖昧に頷いた。莞爾ほど詳しくない孝一だが、言葉を選んで答える。


「昔ながらの里山がいいって言われてるがね。昔ながらは昔らしく不便だからね」


 孝一の言うとおり、昔ながらのやり方や在り方は、現代からすればひどく不便で非効率的である。

 その一方で、生物多様性が栽培環境を向上させるのもまた事実である。しかし、それも農薬や化成肥料等々の使用による収量増加に匹敵するかと言えば、決してそうとは言い切れない。


「結局、バランスが大事だと思うよ」

「ふむ。何事も中庸が肝要だと言うな!」


 クリスは一人で納得していたが、隣で聞いている菜摘は首を傾げていた。


 なお、嗣郎はもくもくとトラクターを動かしていた。



 ***



 ちょうどお昼時。


 佐伯家の水田が終わり、残すは伊東家の水田だが、その前に農道の少し開けたところにブルーシートを広げて休憩することにした。

 ちょうど畦の一角に一本の桜がある。

 もう桜の花は半分以上散ってしまっていたが、それもまた乙なものだ。


 スミ江と智恵が二人で水筒と重箱を持ってきて、ブルーシートの真ん中に広げる。

 ちょっとしたお花見だ。まだ作業が残っているのでお酒はない。


「たあんとお食べえ」


 スミ江は重箱の蓋をとって、小皿を皆に配っている。それぞれ割り箸をとり、迷い箸になりつつも好きな具材を取り分けている。


「ほら、カンジ殿」

「お、ありがとな」


 クリスも新妻らしく莞爾用におにぎりと唐揚げ、それから根菜の煮染めをいくつか取り分けて小皿を渡す。

 莞爾は以前のクリスを思い出してしみじみした気分になった。


 単純に莞爾は嬉しくなった。隣で筍の煮物をバリバリ音を立てて食べている平太が恨めしそうにしているが、莞爾の視界から既に消え去って久しい。


「お母さん、これお母さんが作ったの?」

「ええ、そうよ」


 菜摘は海苔の巻かれたおにぎりをぱくぱく食べながら尋ねる。智恵はどこか嬉しそうに頷いていた。

 智恵が菜摘におにぎりを作ったことは数えるほどしかない。けれど、菜摘は見た目からそれが智恵の握ったおにぎりだとすぐに気づいていた。海苔の巻き方が違うらしい。


「じゃこだ! やった!」


 菜摘はちりめん山椒が好きだった。地味に渋いチョイスである。おにぎりの具が自分の好物で、しかも自分の母親が握ったものだということもあって、嬉しそうに笑っている。

 その場にいる全員の視線はもはや菜摘の微笑ましい笑顔に釘付けだった。


 そんな中、クリスは一人だけむしゃむしゃとゴボウサラダを美味しそうに食べている。

 たっぷりのすりゴマとマヨネーズを使ったゴボウサラダはシャキシャキした食感とまろやかな味わい、そして何よりゴボウの風味とすりゴマの風味が合わさって美味しい。


「春じゃのう……」


 とっくに時期の終わったはずの菜の花の辛子和えを頬張って、嗣郎はしみじみと桜の木を見やる。もう終わりかけだ。


 新緑の見え始めた桜の木からふと視線を横に移せば、花より団子とばかりにカロリー摂取に勤しむ莞爾と平太が目に入る。その向かい側では幸せそうな顔をした孝一夫妻にその愛娘。

 そして何より異質なクリスは満面の笑みで美味しそうにご飯を食べている。


 なにやらクリスがやってきたことでこの三山村も大きく変わり始めたのかもしれないと考えて、いやそれはどうだろうと考え直す。


 この場にいない由井夫妻はちょうど私用でいないが、思うところはあまり違うまい――嗣郎はぬるくなった麦茶で口の中を洗い流す。


 冷や水を避けるぐらいには老いたのだと、妙に痛感する。八十歳を超えて痛感するとは、日頃のバイタリティーを怖れるしかないが、嗣郎とてそこかしこ痛いところばかりなのは十分自覚している。


「カンちゃんや」

「ん、なんですか?」


 振り向いた莞爾はごくりと口の中を飲み干して聞き返す。嗣郎は少し考えて言った。


「うちの水田は平太にやらせてみようかの?」


 顎で近くに停めたままのトラクターを示すと、莞爾は少し驚いた顔をした。けれども、とくに異論を挟むこともなく、平太の方を一瞥しただけで「そうですね」と頷いた。

 もっとも、伊東家の水田なので莞爾が口を出すことではないと言えばそれまでだが、嗣郎が尋ねたのはそういう意味ではなかったし、莞爾もそれはわかっている。


「えっ、トラクター動かしていいの?」

「借り物じゃぞ。ちゃんと教えるから、無茶はしちゃならん」


 釘を刺す嗣郎だったが、平太は素直に頷きつつも嬉しそうに歪む笑みを隠せずにいた。


「散りかけもいいわねえ」


 スミ江がうっとりした表情で呟くと、クリスや智恵も大きく頷いた。


「サクラというのは中々美しいな」

「そっか。クリスは桜をまともに見たことないのか」


 莞爾が思い出したように言う。すると菜摘が楽しそうにクリスに語ってみせた。


「すごいんだよ! ここは一本だけなんだけど、すごいところは一面桜だらけで、どこみてもぜーんぶ桜の花でいっぱいになるんだよ!」

「おお、それは見てみたいな!」


 クリスは風流のわかる女であった。


「桜の名所なら車で一時間ぐらいのところにもあるし、来年は行ってみるか?」


 莞爾が尋ねるとクリスは「ぜひ!」と食いついた。


「せっかくだから皆で行こう」


 そう言ってクリスは周りに視線を向ける。皆クリスが楽しみにしているのに気づいて頷いたり「楽しみだ」と同意したりした。


「花見か。酒が飲みたいのう」


 愚痴をこぼす嗣郎だったが、スミ江から笑顔で「ダメですよ」と釘を刺されて「わかっておるわい!」と少々悔しそうにしていた。


「じゃがのう。冷酒に写る桜も中々――」

「酒はあの世でたっぷり飲めますよ」

「この前片足突っ込んだじゃろう? あの時はなかったんじゃが、これは現世に未練を残すなということじゃなかろうか」


 とぼける嗣郎だったが、老人のブラックジョークはちょっと笑えない。

活動報告にて、カバーイラスト公開中。



人間一人の労働力だけで一反半日で耕すのはちょっと無理っぽい。畝立てなくていいならなんとか……いや、無理かな。荒起こしでいいならできそう。


注釈)

水田の地層

表面から、作土・すき床・心土と呼ぶ。

作土は耕作する地層10~15センチほど。有機物を多く含む。

すき床は作土の下。踏圧されて固まった層。水をたたえる役割。

心土はすき床の下。有機物が少ない。


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