「正気」
はい、SOU.Rです!
今回はレオンのバトルパートです。
お陰様で少し長いかもしれないッスw
それでは早速、本編へGO!
『ほら、かかって来な!!』
二人揃ってオオカミを挑発すると、見事に二手に別れて一対一の喧嘩が二ヶ所で始まる。
三匹は居たオオカミどもだがそれぞれ体格が違い、大きさが大中小と揃っていてその内の中サイズが側で倒れているのが現状である。
そして、今オレが相手をしているのは大サイズってとこだ。
「ケッ!小さい人間如きが、俺様に敵うなんて夢みてるとはなぁ?」
「さっきも言ったが、犬に負けるとは思えないんだが?」
確かに相手は仮にもオオカミ、爪や牙や動物的な身体能力も相まって人間が勝てるとはあまり思えないだろう。だが、喧嘩の経験が豊富なオレから見るとコイツは勝てない相手ではないと思えた。
「キサマァ…、黙っていれば人様を犬呼ばわりしやがって!!」
「まず人様でもないだろ…っと!?」
挑発に乗って飛び掛かってきた所をギリギリでかわす。大きいと言えど、やはり動きはかなり素早いみたいだ。
「チッ、避けやがって…」
「避けなきゃ当たっちまうだろうが!」
着地の瞬間に隙の出来た相手に右ハイキックをお見舞いする。
「はっ!流石人間のガキだ、トロいな!」
見事にハイキックをくぐり抜けてオレの右側に回り込む、が…
「オレが一撃だけしか用意しないと思ったか!?」
「ぐはっ!」
今度は左脚を使った後ろ回し蹴りがヒットする。だが、オレの利き脚が右だったが為にダメージは浅かったようだ。
「人間如きが俺様に!人間如きが俺様にぃ!!」
「あ~…、オレお前嫌いだわ。人間様ナメんな犬っころ…!」
睨み合い、互いに挑発をしつつ殴る蹴る避けるを繰り返す。
「グルァァァァア!」
超速度で突進してくるオオカミ、そこで相手に当たると思われる距離で思い切って脚を振り上げる。
「ヴァッ!?」
見事に当たった様だ。被ダメージ時の声がなかなかのダメージを思わせる。
蹴り上げによってオオカミは縦に1回転して地面に倒れた。
「もう一丁!」
そのまま振り上げた脚を全力で相手の頭に叩き付ける!
つもりだったのだが、倒れてた相手が素早く横に転がり踵落としを避け、オレの踵が地面に叩き付けられる。痛い。
「いってぇ!?」
「たかが人間にそこまで食らって堪るか!」
経験の差と身体能力の差で戦力は五分に見える。
オレは相手からの攻撃を間一髪でかわし、なるべく有効打を避ける。そして相手の大振りな攻撃を避けた後に素早く攻撃し、耐久力を削っていくという地道な戦法へと変わった。
お互いがお互いの精神力を削る、気を抜けばその瞬間にやられると言わんばかりの駆け引きのような戦い。
「ウラァッ!!」
「ぐぅ…!やるな、人間!」
しばらくの地道な戦いの中で体力を使い果たしたのか、ついに膝をついたオオカミ。
「オレの名前はレオンだ。別に覚えなくてもいいぞ?オレに突っ掛からない限りはな。」
「覚える必要もないだろ?結局は俺様に負けると決まってんだからよぉ!」
そう言うとオオカミは懲りずに立ち上がった。
そしてオレから少し離れた位置に居るにも関わらず、爪を立てて大きく振りかぶる。
「…何する気だ?」
問い掛けたその時オオカミがニヤリと不敵な笑みを浮かべて、振りかぶった腕を引っ掻くかのように降り下ろす。
ザクッ
「が…ぁ…!?」
次の瞬間に見えたのは赤い飛沫だった。
驚きに声も出せず、何が起こったか全然わからなかった。だが、相手をよく見ると伸びた爪を戻している姿が見える。
伸びたのか?あの爪が?アレがアイツの異能力か?と言うか、オレって今致命傷受けたんじゃないか?
恐怖で自分の身体がどうなってしまったのか見る事も出来なかった。
わかる事といえば、身体の様々な部分を動かす事ができ、まだ立っている事が出来るというくらいだろう。
「ギャハハハハ!首から下真っ赤にしてるくせに、顔は真っ青って感じだなぁ!」
あぁ、言わなくてもよかった事を。どうやらオレの身体はいま、それなりに惨事らしい。
意識も朦朧としてきた、正気を保たないと死んでしまう…。
正気を保たないと…、まだ生きないと…。
しかし、オレの意識は闇の中に吸い込まれていくかのように途切れてしまった。
いかがでしたかな?
はい、SOU.Rです!
次回はもう一方のルインちゃんのバトルパートに行きます!
レオン君はちょっとお休みね(ぇ
ってな訳で今回はこの辺で…、Adios!




