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隊長
―――ここは戦場、たくさんの命が散っていく
俺は仲間を全て奪われただ地に平伏す愚か者
―――敵が憎い、そう思わなくなったのは何時からか、初めて銃を取ったのは何時だ
最後にそんなことしか考えられない自分に嫌気がさす
手に持つは銃、異国の地で散るのが軍人の本望
ドン、乾いた地が血で潤される
昔見た映画のようにはすぐには死ななかった、
体からじわじわと流れる血、徐々に薄れていく意識
（あの世に行ったら、あいつらと会えるかな・・・・・）
最後まで家族のことを考え無かったそんな軍人のお話
