哀シキ魔物(仮)
暗い 暗い 闇の中
独り 私は おりました。
誰の目にも 触れぬ場所
決して 光の届かぬ場所で
私は 独り 泣いていたのやも知れません。
ここは暗くて 深い場所
声も届かぬ 深淵に
心はいつしか凍りつき
私は「自我」を失いました。
辿りつくは 人の果て
私は「魔物」になりました。
暗く 哀しい その闇で
生まれた魔物は 知りました。
光の意味を、言葉の意味を、生命の意味を、
悲しみを、怒りを、哀れみを……多くの事を知りました。
そしていつしか貴方と廻り合い
“生きる”強さを知りました。
“涙”の暖かさを知りました。
互いが互いを必要としたから、私たちは出会ったのかも知れない……。
―――闇の暗さを知ったから、私は独りだと知った
お前の脆さが強さなら、私はその涙を守ろう―――
これは“哀しい魔物”と一人のちっぽけな“人間”の物語……。
時間があれば連載用に考案しようと思っていたのですが、現時点ではこれ以上の連載は無理…orz
珍しくファンタジー路線です^^
誰かイメージして書いてくれないですかね??(^_^;)
とりあえず、今連載中のモノが落ち着いたら再度考えようかと思います~。