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始まりの始まり8

彼女は洞窟の奥の方から現れた黄色のふわりとしたカールが巻かれた髪、

目は左右 赤と青のオッドアイ顔は小顔で少しボーイッシュな感じだ。


「どうなの?助けて欲しいの?ハッキリしない人嫌いなんだけど」


「お願いします!」


すると前にすっと立って空をまるでタクトを振るように何やら動かし


「リーフカッターラ!」


光で出来たまるで木の葉が舞った、そして木の葉は刃物が敵を舞ながら斬り刻んで吹っ飛ばしていく、


「助かった!」


俺はその場に座り込んでいた、そこに先ほど 助けてくれた彼女がきた。


「その言葉何語?変換に時間がかかるのよ、あと心念で伝えるの疲れるから教えて」


「日本語ですが…」


「少し困った様な感じで頭を捻ってる


「あの言語は複雑で……もう面倒くさいからおでこ出しなさい」


「はい?」


おでこを出すと彼女の指さきが触れた。

ピリッと電気みたいな感じがした。


「これで分かるかしら?」


彼女の少し幼さが残る声が聞こえた。


「分かります!君は?」


急に相手の顔が険しくなり


「はあ?相手に名前聞く時は自分からでしょ、軽蔑するんですけど?」


「いや〜あのすみません、高井大介です。助かりました、ありがとうございます。」


「ふん!わかれば良いのよ、私は花族カーネーションのファンテジー•ムーンよ、黄色だからって軽蔑するんじゃないわよ‼」


「?」


黄色だと何かあるのだろうか?


「それより対価を出しなさい、助けたんだから」


「え?対価とるの!」


「当たり前でしょ!言語も増やしてあげたでしょ、対価も払わないなんて軽蔑するわよ」


まずい…こっちのお金なんてもってないし今の俺は無一文に等しい


「ごめん今何もなくて…」


「はあ?何もないのに助けを求めたの?軽蔑するわ…あら、あなた珍しいモンスター連れてるわね」


「!」


リリーが後ずさるがお構いなしにニコニコしながらリリーを掴む


「この子で良いわよ」


「みゅー!みゅー!」


りりーが嫌だ~という感じで泣きまくる


「それは勘弁してくれ!大切な仲間なんだ、何かないかな」


ポケットを探ってみても…出てきたのは夕飯で食べた弁当のビニールの袋!こんなんじゃダメだなにか~とビニールを捨てると


「ちょっと待って、今の」


「ビニールゴミが何か?」


「ビニール?あなたの故郷の布なの?透明の袋なんて今まで見たことないわ、それが貰えるなら今回の件のお題に加えて、暫く護衛してあげても良いわよ」


「こんなので良いなら」


ビニール袋を差し出すと嬉しそうにそれを日に透かしたりしている

モノの価値なんて受け取りかたで代わるモノだと再認識した。


まあ、何はともあれ頼もしいヒロインが仲間になりましたゴミで!

……あとで裏切られたりしないよな?


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