始まりの始まり33
「そんじゃ 行くかの!神武一体!」
神様の声と共に俺はこの前と同じコックピットにいた
頭に神様の声が響く
「時間がない、さっさと決めるぞ」
「まずどうしたら良いです?」
「そこの敵壊れた破片とあの爺さんが放った魔法の残糸が燃えているじゃろあれを拾って"再創転我”と唱えるんじゃ」
「わかりました」
俺は地面にめり込んでいる欠片としえて燃えている木を掴む
ムジンがそれに気づきこちらへ向かってこようとするが
リリーとクロが攻撃をして注意を逸らす
「よし!"再創転我”」
「神様全て吸収しました」
「よし!二つの素材を再び己のイメージで再構築して武器にするのじゃ」
「鋼で出来た烈火の強玉を放つ最強の武器」
徐々にそれは形となって右手に
「今じゃ右手の銃を相手の腹にくっつけて撃ち放つのじゃ!」
俺はムジンの腹に変化した武器をぶっ放す
「いっけーーー!」
ズキューン!
ムジンの腹に穴が空いた
「零距離即席ファイヤーインパクトキャノン!」
「ネーミングは長くて0点じゃが、まあ威力は及第点だな」
炎を帯びた魔法の弾丸を打ち込む深紅の銃によってムジンは光の粒へと消えていく
コロン
なにか白い丸っこいものがその後に残った
俺はリサイクラーから降りた
「だいじょうぶか~~~!」
ちょうどその時レッドさんの声が聞こえた
振り返るとそこには逃げたはずのレッドさん達がみんな戻ってきていた
「だいじょうぶなの!すごい音が」
ファンさん若干涙目である
「ええ なんとか倒せました!あれが残骸です」
「ん?おおアレはドロップアイテムじゃ! これはラッキーじゃの」
「ドロップアイテム?」
「ふむ、敵が体内に取り込んだアイテムなどが消化されずモンスターの影響で変化したアイテムがたまにああいう風に残るじゃ、まあ それよりも今は生き残れたことを喜ぶべきじゃ!」
まあ・・・とりあえず
勝ったぞーーー!




