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始まりの始まり28

次の日俺達は昨日の件もあった為、早々に花族の町を早々に立ち去った

道中街道は穏やかな高原といった感じでモヤモヤした気持ちを吹き飛ばすには最高のロケーション!天気も快晴なんだが……

途中で買ったプリンの様なものをパンで挟んだモノと、タンポポコーヒーを食べながら外をぼ~と眺めながらいろいろ考えていると

 

ぽんぽんと頭に跳ねる感じが

  「

ぴ~?」

 

リリーが心配そうに覗き込んできた、

 

「ありがとな」

 

優しく撫ぜた。


「みー!」

 

クロも撫でて欲しいのか突進してきた。

 

「よしよし、お前もか」

 

二匹を撫でながら流れる景色を見ながらあれこれ考えるのを止めてポカポカした陽気とモフモフを堪能しああ〜ここのまま寝たいな~とおもってると

   

パン!

 

「しっかりしなさいよね!ほら行くわよ」

 

ファンさんに背中を叩かれた。

 

「えっ?どこへ」

 

「もう、しっかりしなさいよ、目の前にモンスターが近づいているでしょ!」

 

よく見ると進行先にゴブリンの様な敵が迫ってきている

 

「あ、本当だ」

 

「情けないわね、昨日の勢いはどうしたの?あの時はカッコ良かったのに…」

 

「え?」

 

「なんでもないわ!もう行くわよ」

 

 幸い敵も強くなかったので、レッドさんの手を借りるまでもなく俺たちだけで対処した。

 

「まあ!こんなものね」

 

中でもファンさんの怒りを晴らすかの如く暴れていた。

 

「ほほ、私等の出番はなさそうだの〜」

 

レッドさんちょっと残念そうに呟く

 

「まあ あれくらいでしたら問題無いですよ」

 

「ふむ、じゃがファンさんとそちらの二匹のモンスターは良いが、お前さんは戦闘経験が少ないのかね?せっかく良いものを持ってるのに活かせてない様に見えるがの?」

 

「そうなんですか?」

 

 確かに戦闘経験なんてほとんどなかったからな

 

「ふむ~では、チョイと儂と修行してみるかの?」

 

「ぜひ!」

 

 今まで闇雲に戦ってきたからこういう誘いはありがたい!

 

「じゃ、儂とタイマンじゃ!」

 

「ええええ!」

 

この世界でタイマンなんて言葉を聞くとは!?ガチバトルですか?!

 

「さあ、始めるかね」

 

レッドさんがそういった瞬間 間合いを詰めようと接近してきた。

 

「くっつ いきなりですか」

 

「戦闘とはそういうものじゃ」

 

 俺は杖を抜き取りスキル発動

 

「覇扇」

 

レッドさんとの間合いを取るために発動させたが発動するより早くレッドさんの蹴りがさく裂!

 

「タイミングをしっかり考えんと」

 

「くそ、一点集中」

 

俺は杖を再度構えて近接攻撃を掛けるが

 

「見え見えじゃ」

 

 レッドさんは背後に飛び距離を取られてしまった。

 

「いくぞ」


レッドさんが何やら詠唱を始めたので慌てて遠距離攻撃を放つ

 

「やらせるか!臥龍烈風」

 

杖の先から風龍がレッドさんに向かうが・・・・・

 

ニヤリ

 

レッドさんの不敵な笑い

 

「コロナバースト」

 

レッドさんから放たれた火弾に風龍は消し飛ばされそのまま俺にダイレクトヒット

 

「ふむ~基本から始めるかの~」

 

「はい~」

 

俺はそのまま地面にうつ伏せになりながら答えた。その後マジックバンに乗せられファンさんに回復魔法を掛けてもらっている。

 

「しっかりしなさいよね~」

 

「面目ない~」

 

「ふむ、お主はいろいろと基本的なスキルが足りていないようじゃ、これからしばらく基本スキルの習得から始めるかの」

 

こうしてレッドさんとの修行が始まった。


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