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始まりの始まり21

どうぞといった覚えはないのだが勝手に入ってきて

俺のおやつ用まんじゅうを片手に入ってくつろいでいる、

そして

 

「ちょっと聞きたいことがあるんだけど」


「なにかな?」

 

 なんだろうこの威圧的な態度は

 

「この前の戦闘で変な黒いやつが乱入してきた話、なにか情報に進展があったか聞いてないか?」

 

「黒いやつ?知らないな」

 

情報もなにも俺だけど!

 

「ふん、やっぱり下っ端に聞いてもダメか」

 

 カチンときました! が大人なので抑えますけどね!

 

「その彼ってのどんな奴なのかな」

 

「いけ好かないやつだ!途中で入ってきやがって俺の獲物を!」

 

「まぁでも助けてくれたんだろ?」

 

「はあ?なんでそんなわけあるか泥棒猫さ!」

 

北原の怒りに拍車が掛り

 

「俺は頼んでなんかないんだよ!あいつのせいで俺が弱いみたいじゃないか!」

 

「別に弱いなんて誰も持ってないじゃないのか」

 

「ふん、どうだか周りの奴もざまあみろみたいな目してやがった」

 

「ほら、ゲームとかでも経験値を上げてその上で強くなっていくじゃない?どんなトップランカーだって最初は初心者何だし焦ることないと思うよ」


「うっせー!ゲームなんかと一緒にすんな!」


そう言って出て行ってしまった……まあ確かにゲームのと一緒にしたのは悪かったなと反省しつつ後味が悪い感じを受けながら、そのまま机に項垂れ寝てしまった。

それからどれくらい経ったかわからないが


ピーピー

 

「?」

 

夢から強引に戻された……

携帯が鳴っている。

もう今度はなんだよ面倒事はごめんなんだが


「はい、もしもし」

 

「高井君 ちょっとまずいことになってな」

 

「長官ですか?何があったのですか」

 

「実は北原君が勝手に戦いを始めて、かなり危険なペースで暴れまわっていてだな」

 

「はあ」

 

「今君は学校にいるのかな?」

 

「はい、家庭科準備室に」

 

「よし、ブレスレットからの試作転送は……」


すると奥の方から


「あれはまだ調整が完璧ではありません!下手をすると廃人に簡易システムが家庭科準備室にはあるはずです」


おいおい!勘弁してくれ


「簡易システムでおねがいします!」


「そうか、ならばそこにあるPCにブレスレットを繋いで」

 

「え!?大丈夫ですか?意識飛んじゃうんですよね?誰か来たら」

 

「涼風君にも連絡しておくから身体の方のフォローはしてもらう」


「緊急用って初めて使うんですけど」


「だいじょうぶこちらのほうで遠隔操作するからPCのケーブルがあるだろそれをブレスレットの横に接続するんだ」


「わかりました」

 

PCに接続すると椅子が変形して頭部をなにやらバイザーのようなもので覆われた


また面倒なことになりそうだ……




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