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始まりの始まり12

「そういえば、リードも終わらせたわよね?」

 

「なにそれ?」

 

「え!?マジでじゃさっきの倒したの記録してないの!?」

 

「すみません」

 

幻滅を通り越して驚きで開いた口が塞がらないという感じでこちらを見ている

 

「倒した敵を管理庁に報告するために記録することよ冒険者の基礎中の基礎でしょ、記録しにもどるわよ!リサチーはあるの?」

 

「無いです」

 

「はあ?どうやって生活してるの?貢献国は?無くしたら無くしたで再発行しないとダメでしょ」

 

「すみません、わからなくてとんでもない田舎から出てきたので登録とかしてなくて」

 

「え!?嘘どんな田舎……まあ良いわ、とりあえず今回は私がスキャンしておくは、詳しくは街へ行ってからよ」

 

「はい(涙)」

 

そんなダメ人間を見る目で見ないで~、とりあえず先ほど倒した敵の亡骸の所まで戻りファンテジーさんが首から下げたアクセサリーを掲げると青い光が敵に注がれた。


ガサ

 

「はい、これでok行くわよ」

  

それからお説教を受けながら街までは危なげなく着いたが俺のメンタルは瀕死状態だ


「ここがウッドリアよ」

 

そこは町の至る所に大きな木が生えている緑豊かなところだった

 

「これからどうする?宿探す?……なんか変なこと考えた?軽蔑するわよ?」

 

セルフツッコミというか妄想は辞めて欲しい……

 

「ファンテジーさんあの…」


「ファンでいいわ!」

 

「でわ、ファンさんあの俺少しやることが…」

 

「?」

 

「いや、ほら、あの……そう召喚したからチカラを回復しなきゃいけなくて、かなり時間掛かるから、あの秘術なので他人に見せられなくて」

 

じーっと怪しいといった視線を俺に送りつつ

 

「秘術ね~まあ仕方ないわね、でもその前に管理庁には付き合ってもらうわよ、リサチーがないと困るでしょ」

 

「あ、はい」

 

「じゃ、行きましょう」

 

それから街を歩きながら管理庁の説明を得意げにしくれた

 

「管理庁は簡単に言えば国の窓口で、同盟国ごとに分かれていて7つあるわ」

 

「ほう」

 

「冒険家は自分が所属する国に報告することにより、報酬や配給、働きにより加護や役職を貰えたりするわ」

 

加護や役所……

 

「まずアクアシティ名前の通り水の加護を受けれるの、リーフシティこちらは木の加護、炎帝国は火、雷帝は雷、光のサンワールドね、この5つは大国称して五大聖国っていうの、あとは闇のダークワールドここは小国だけど少数精鋭という感じ、あとはよくわからないけど無属性の機の国かな」


「なるほど」


「お勧めは五大聖国ね」

 

「じゃ機の国で!」

 

亜流にロマンを感じるんだよね~♪

 

「は?人の話を聞いてたの?」

 

ぬお!圧が強いそして近い!


「いや〜なんていうか、俺の好み的な問題で…」

 

王道など面白味がない、それが俺のスタイル

 

「ふん!人のアドバイスをなんだとおもってるのよ!まあいいわ、貰いにいくわよ」

 

ファンさんって何だかんだ面倒見良いな~と思いつつ登録ができるという管理庁に行きその日はリサチーの申請だけして表へ帰ることにした

 

「じゃ、ファンさんしばらくリリーお願いしますね、終わりましたら宿に行きますから」

 

「別に私は私でやることあるからあとついでだからこの子の従魔登録もしておいてあげるわ、この子珍しいからちょっと目立ちそうで嫌だけど」


「そんな登録もいるんですね」


「当たり前でしょ!この子はまだ小さいから目立たないけど町の中にモンスターがいたら普通こわいし、もしテイマーの連れてる子か区別できなかったら大変でしょ」


「おっしゃる通りです」


こうして二回目の裏世界は正座をして平謝りして終わった……





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