結果は……?
あれから、みんな自主勉をしつつお互いにわからないところを教えあったりと充実した日々を過ごして、期末テスト本番を迎えた。
「どうだった?今日のテスト」
「んー、私はまあいつも通り?」
「俺も特に問題なかったかな」
「そっかそっか!僕も全部解けたから赤点とかの心配はないかなぁ……問題の珊瑚さんはどうだった…?」
僕達は特に問題もなくこなせていたけど、元から今回怪しかったのは珊瑚さんだけなので心配していたんだけど……
「ばーっちりだよ!はるはるに教えてもらったとこばっかだったしー!」
「ほっ。よかったよ。これで今の手応えとしてはみんな赤点は回避できた感じかな?」
「そうだね!まぁ、はる君はさらっと1位取ってくんだろうけど?」
「うーん、そんなことはないと思うけどなぁ」
「俺も負けないぜ?って言いたいとこだけど、多分1位は遥輝で確定だろうなぁ」
「ちょっ、悠真まで?」
なんて盛り上がってる僕達4人のことを周りはなんとも言えない表情で見ていた。
そして、数日後……
「じゃあテスト返すぞー」
担任の先生から返されたテストに、僕はとりあえず一安心した。
「掲示板には掲示するけど、今回のトップは一条だ。だが今回は全員高いレベルだったから、そのレベルを維持できるようにな!まぁ、だけど今回うちのクラスからは赤点者は1人もいなかった!それは素晴らしいことだ!今は、というか来週からは夏休みになる。ハメを外しすぎないようにしつつも、高校生活最初の夏休みな訳だし楽しんで過ごせよー!」
との言葉にみんなは俄然盛り上がった。それは僕も同じだ。まさか全教科でクラスメイト全員赤点を取らないなんてことがあるのかとびっくりしたし、おかげで誰も(うちのクラスは)補習もないということでよかったなという思いだった。
今日は、テストの返却だけで授業がない日だったので4限で授業が終わると、僕達4人は近くのファミレスに立ち寄っていた。
「いやぁ、やっぱり遥輝が1位取ったよな」
「正直取れると思ってなかったからびっくりしてるけどね?」
「謙遜もし過ぎると良くないよ、はる君?」
「いや、謙遜してるつもりはないんだけどね?うちの学年っていうかこの学校ほんとレベル高いからこの1位はたまたまだよ?あ、そんなことよりみんなは何位だったの?」
「私は、6位だよ!」
「俺は9位だった」
「うちは……24位だった!」
「……ほら、みんな高くない?」
「「「1位には言われたくないけど!?」」」
「えぇぇぇ」
そんな感じで、テストはみんないい感じの成績に収まったみたいでその後も4人で楽しく談笑していた……
〜第一学期末考査成績〜
1位 一条遥輝 890
〜
6位 七宮瑠璃 862
〜
9位 三田悠真 850
〜
24位 五華珊瑚 804
(9教科合計、240人中)
試験編終了です!
次からは夏休み!
遂に青春感出てきます!!
もしよろしければ評価や感想などいただけると嬉しいです!!
何卒…何卒……




