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私のプロローグ

 「ふわぁぁ、今何時ぃ?……まだ5時かぁ……5時!?」


 私は時計を見た途端に飛び起きてしまった。いや、普段の私だったらこんな早くに起きる必要なんてなくて7時くらいでいいんだけど今日は待ちに待った高校の入学式の日。まだはる君にも見せていないブレザー姿を少しでも可愛く見せられるように髪とかメイクとかしっかりしたかったからこの時間に起きたんだった。他の人にはどう思われてもいいけど、はる君には可愛いって思ってもらいたかったから!


 「瑠璃ー?今日入学式でしょ?特別に今日はお姉ちゃんが髪セットしてあげよっか?」


 「え!?いいの?」


 「可愛い妹の入学式なんだから、たまにはね?ほら、遥輝にも可愛い姿見せたいんでしょ?」


 「う、うん……/////」


 「(こんな可愛いし好き合ってるはずなのにどうしてまだ付き合ってないのかねぇ)」


 「なーに?」


 「なーんでもっ?」


 そんなこんなで、今日はお姉ちゃんに髪をセットしてもらえることになりました!自分でやってもよかったんだけど、ヘアメイクアーティストとして活躍してるお姉ちゃんに任せる方が圧倒的に可愛くしてもらえるってわかってたし、いつも忙しくしてて中々お願いできないのですごくルンルンです!

 でも、お姉ちゃんにセットしてもらったおかげで予定よりも早く支度が終わってしまったので手持ち無沙汰になっちゃった私は、時計を確認してそわそわし始めた。


 (はる君の制服姿……絶対かっこいいに決まってる)


 はる君は、そういうこと(見た目や恋愛とか)に無頓着ではあるから知らないし気付いてないと思うけど、影ではファンクラブとか親衛隊みたいなものができてた。それもそう。勉強はできてスポーツも万能、少し長めの髪にちょっと幼さのある顔立ち、身長は中3で182まであってスタイル抜群。ハイスペックが過ぎるんだ。そんな無自覚イケメンになんとか釣り合えるように私が密かにメイクもオシャレも頑張ってるってことをはる君は絶対気付いてない。バレないようにしてるから当たり前なんだけどね?

 そんなことを考えながら悶々としてると時計は7時を指していた。正直、まだ家を出るには早いんだけどはる君はこういう時いっつも寝坊してるから私は隣に住む幼馴染のところへと向かうために家を出た。


 「行ってきまーす!」

 「よし!高校でもはる君とたっくさん思い出作るぞー!」


 私の明るい高校生活が、始まろうとしていた。

ヒロイン、瑠璃側のプロローグです!

次話からは基本的に主人公の遥輝視点で進行していきます!!


もしよろしければ評価や感想などいただけると嬉しいです!

何卒…何卒……

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