エッセイの統計データを簡単に解析してみた2
先に投稿した内容のちょっとした続きです。
同じデータを基に、投稿数と投稿作品の平均ptを散布図にプロットしてみました。
ただし、1-2件投稿の方は、あまりにばらつくので除いてあります。先のデータによると、投稿数の多い上位2割の方のプロット、という事になりますね。
ご覧になっていただくとお分かりかと思いますが、まあ大雑把にいうと、付け根が太いL字の上に、5つの星が浮かんでいる、という状況です。5つの星は…… 前回のコメントの通り。
さて、エッセイジャンルの活性化という事を考えますと、要するにこの空白になるべく多くの星を打ち上げればよい、ということになります。もちろん、新人の勧誘も大切ではあるのでしょうが、実はすそ野は現在でもかなり広がっているのでは。
ですので、活性化のためには
・Lの縦棒を右に移動させる
・Lの横棒を上に持ち上げる
のいずれかになるかと思います。
Lの縦棒は、少数ながら人気の取れるエッセイを書かれた方。内訳としては
・書けば必ずポイントを取れるけれど、あまり沢山は書かれない方
・新規だけれど、スマッシュヒットを飛ばされた方
などがおられるかと。
前者については、無理を言う事はできませんが、まあなるべくたくさん書いていただけると嬉しいかな、と。もしかしたら感想とかレスポンスを増やすと、楽しくなってもう少し沢山書いてくださるかもしれません(別ジャンルに「本業」がある方々に無理は申せませんが)。
後者については、何らかの取り組みもできるかと思います。例えば、現在「機内食」お題の話が出ていますが、同様にお題を決めてみたり、あるいはエッセイジャンルとして企画を作ってみたり。そこでベテランの方にはちょっとご遠慮いただいて、新人発掘の形でエッセイを書いてもらうように持って行けば、これらの方々のポジションを右に寄せていけるかもしれません。
数が多いとは言えないのですが、横棒を上に上げるのはもう少し難しい問題かと。あくまでデータだけ見て、その投稿内容を拝見したわけではないのですが、まあ報われていない方々もいらっしゃるのは間違いないです。
スコッパーのような方がこういった方の作品ご覧になって、発掘の価値があると思われればポイントを入れていくことで、ポジションを上に移動させることができるかもしれません。自分で何をするわけではないので実に他人任せな発言です/w
そして、一番濃いL字の付け根については。やはり縦棒か横棒どちらかにまず移動してもらうのが必要になるかな、と。「継続は力なり」という言葉がありますが、まあそういう事ですね。一編だけ投稿で諦めない、というのは大事なのじゃないかと思います。
あるいは別に注目されたいというわけではなく、好きな時に好きなことを書いて、少数でもそれを読んでくれる人がいれば満足、という書き手の方もおられるでしょう。エッセイは、そんな人もちゃんと受け入れてくれるジャンルだと思います。
実は、絞り込みで現実恋愛の今年の短編投稿数と、100pt以上の投稿数の件数を見てみたら、ほとんどエッセイと変わらない数だったんですよ。現実恋愛だと、当然連載のボリュームが大きいとは思うのですが、少なくとも向こうで寡占化という話が出てこない所を見ると(それでも、ああこの作家さん知ってる、と思う事は良くあります)、分布に何らかの違いがあるのかもしれません。
そのうちに同じような解析してみたいと思います。