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さらば故郷よ、いざ巨人の土地へ

趣味で書き始めました。読む前に、以下の注意に目を通してください。


【注意事項】


・ハーレムは展開次第。


・デスゲームなし。


・俺tueee、チート能力。


・中二主人公。


・読みづらい。


・残酷な描写や暴力表現あり。


・この作品はフィクションであり、実在の地名や人名、団体名とは一切関係ありません。


 日が沈んだ頃、ターニャはエミールを連れて戻ってきた。

誰何されたエミールが口を開かないと見ると、ターニャが彼女の名前を告げる。


「俺は杉村佳大」

「僕はクリスだよ」

「名前は知ってる」


 エミールはつっけんどんに言った。

自身が知らぬターニャを知る詳細不明の男達、警戒するには十分な理由だ。


「あのさ、パーティーに加えて欲しいんだけど…いい?」

「いいぞ」

「軽々しく受けるな……そいつはお前の友達か?」


 ジャックが尋ねると、ターニャが頷いた。

想定に反して、エミールの加入を最も渋っているのはジャックだ。


「そう…いいでしょ?」

「……こいつだけか?あと何人来る」

「もう一人…いや、二人来るんだけど、今晩」

「そうか、だったら今夜はここに泊まるか」


 佳大はレニに、集会所への宿泊を要求。

実質的に村の運営を行っている青年団団長は、村の女数名に料理などの世話をさせる。

象を思わせる黒い鳥に乗ってきた事、人数が増えた事など含めて、血の気の多い者達には釘を刺しておかねばならない。

ベヒモット村の中では場数を踏んだ方に入っているレニは、観察している内に、佳大達が見違えるほど力を付けている事に気づく。


(ただなぁ、ジズ村との件があるしな…)


 彼らはジズ村の鳥人を殺害している。

知られたら引き渡すように言ってくるだろう――いや、既に知られていると見た方がいいか。


 一方、佳大達はメンバーの部屋割りを決めていた。

クリスと佳大で1室、ターニャとエミールで1室、ジャックとナイで1室。


「あれ、ジャックと同室じゃないんだ。珍しいね」

「………どういうこと?」


 クリスが何気なく口にすると、エミールはターニャの腕を引っ張っていた。

密談は数分で終わったが、クリスが内容を聞いても、ターニャは要領を得ない返答をするばかり。


「友達同士の話なんだから、あんまり突っ込むなよ」

「ターニャとはこれから私が寝るから、男と女が同じ部屋に寝るなんて、パーティーの風紀が乱れるでしょ?」


 エミールは捲し立てるように言った。

男所帯に女一人で、貞操が心配だったのだろう。

俺は関係ない、とジャックが吐き捨てた所で、その日はお開きになった。

翌朝、ファムがターニャを訪ねてくる。2人は村の入口から走る村道脇の植え込みで、肩を寄せ合う。


「お母さんに話したけど、こっち残るってさ」

「そっか」

「…誘ってくれたのは嬉しい。また帰ってきたら、声掛けろよな」


 帰ってこれないかもしれないから誘ったのだが、ターニャは黙って頷いた。

小柄なネズミ女はパーティーに戻ると、仲間と共にベヒモット村を去り、一路、西大陸に向かう。

中央に広がる遺灰が原を抜けて、巨人王サタナキアを崇拝するパッチ王国に侵入し、巨人族がどうやって外界からやってきたのか探るのだ。


「ネフィリム達に道案内してもらえっかなー」

「お前、巨人族について神から聞いてないのか」

「聞いてないな。アイツらと喋りたくないし」


 佳大パーティーはチェリオの外れにある西大陸行きの門の前に集合。

適当な通行人に魔力を消費してもらい、門を通り抜けて砂地に降り立つ。

道案内してもらえれば楽だとは思うが、待ち合わせをした訳でもない。


「呼んでみる?」

「別にいいよ。シャンタクで乗り込めばいいじゃん…あ!」


 佳大が思うに、巨人族は優れた技術の持ち主なのではないか?

ネフィリムが生まれ育った施設の様子が、主な根拠だ。そうなると金山で出会った巨人が、革の鎧を身につけていた理由がわからない。

無理に説明を付けるなら、こちらの世界に溶け込もうとしたのか……馬鹿馬鹿しい推測だ。乗り込めばすべてはっきりする。


「どうかした?」

「飯飯、ひとっ走り保存食とか買ってくるわ」


 佳大はチェリオの商店街に走り、食料を購入すると黒雲にしまう。

これほどの数に膨れ上がるとは、予想していなかった。ターニャが召喚したナイはともかく、他は食事をする。


 佳大が帰ると、ターニャは数頭のシャンタクを呼び出し、跨って空に上がる。

エミールはその異様な姿を見た途端、気圧されたがすぐに持ち直し、同じシャンタクに騎乗。

佳大は自力で飛行できるようになっていたので、断った。

他者からの評価に無頓着な彼だが、自分の物言いは人より冷たいらしいと承知している。

足が宙に浮いた時、クリスが抱き着いてきた。薄く筋肉のついた胸板の感触が、背中に感じられる。


「…どうした?」

「乗っけていってよ。あの鳥に乗るより、ヨシヒロに乗っていった方が早いでしょ?」

「わかった。じゃあ、先に行くぞ」

「おい…!勝手な行動するな」


ありがとうございました。

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